不器用で無口な圭介は、亡き父の珈琲店を継ぐために故郷へ戻ってきた。数年後、高校の同級生・由美子と結婚し、静かに店を切り盛りする日々を続けていた。しかしある朝、由美子が何の前触れもなく姿を消す。残されたものは1冊のノートだけ。訳あり客たちのそれぞれの事情に巻き込まれながら、圭介は由美子の不在に向き合い、少しずつ真実に近づいていく。
真実は珈琲のように、ほろ苦い。第7回文芸社文庫NEO小説大賞優秀賞作品。
未苑真哉愛知県出身。喫茶店のコーヒーの香りに包まれて育つ。大学受験予備校の進路指導職を経て現在に至る。アロマブレンドデザイナーの資格を所持。著書に『人生投影式〈スクリーン・オブ・ライフ〉』(22世紀アート)がある。2024年、第7回文芸社文庫NEO小説大賞で本作が優秀賞を受賞。
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