【2017年 本屋大賞ノミネート作品! 】
とある街の、とある喫茶店の
とある座席には不思議な都市伝説があった
その席に座ると、望んだとおりの時間に戻れるという
ただし、そこにはめんどくさい……
非常にめんどくさいルールがあった
1.過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない者には会う事はできない
2.過去に戻って、どんな努力をしても、現実は変わらない
3.過去に戻れる席には先客がいる
その席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ
4.過去に戻っても、席を立って移動する事はできない
5.過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、
そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ
めんどくさいルールはこれだけではない
それにもかかわらず、今日も都市伝説の噂を聞いた客がこの喫茶店を訪れる
喫茶店の名は、フニクリフニクラ
あなたなら、これだけのルールを聞かされて
それでも過去に戻りたいと思いますか?
この物語は、そんな不思議な喫茶店で起こった、心温まる四つの奇跡
第1話「恋人」結婚を考えていた彼氏と別れた女の話
第2話「夫婦」記憶が消えていく男と看護師の話
第3話「姉妹」家出した姉とよく食べる妹の話
第4話「親子」この喫茶店で働く妊婦の話
あの日に戻れたら、あなたは誰に会いに行きますか?
●感動の声、続々!
●「泣いた。とにかく泣きました。素敵な1冊を私の人生に届けてくれてありがとう! 」(女性)
●「この本、すごい。こんなに素直にまっすぐに胸に刺さってくる本ははじめて。
4回泣けますと書いてあったけれど、私は6回も泣いてしまいました。」(女性)
●「読みながら亡くなった母のことを思いだし、胸がいっぱいになりました。
もっと『ありがとう』を伝えておけばよかったと後悔していたけれど、心が救われました。(男性)
●「一気に読みました。別々の話だけど、みんなつながっていて、心がほっこりしました。最後の話は、ほんと良かった。
自分と父ちゃんのこともいろいろ考えた。いい人生だよ。ありがとうございます」(男性)
●「心が温かくなった。長い人生、後悔することも多いが、素晴らしいこともたくさんあったと思い出させてくれる。
息子にも読んでほしいと思い、プレゼントした」(男性)