妖精の女王 下(新装版) | 誠品線上

妖精の女王 下(新装版)

內容簡介

內容簡介 原作はシェイクスピアと同時代に、詩人エドマンド・スペンサーによってエリザベス1世に捧げられた長編叙事詩で、質量ともに英文学の最高峰を誇る。全6巻と断篇からなり、アーサー王物語を題材に、妖精国女王の命を受けた遍歴の騎士たちが、貴婦人や魔女、魔術師、竜や怪獣などをめぐり数々の冒険を繰り広げる騎士道物語であり、当時の情勢(政治・宗教)を盛り込みつつ、それぞれの騎士が体現する人間の徳の姿を示す寓意物語である。本書はこれまでに二度『妖精の女王』散文訳に携わった訳者の知見を生かし、従来行われてきた意味重視の散文訳とは異なり、原詩の韻律の響きまでも忠実に反映させた、日本の西洋叙事詩翻訳における初の試みである。朗誦に適した七五調による、理解しやすく美しい日本語訳によって、生きた詩人の姿が、日本で初めてその全貌を現す。20頁に及ぶ詳細な解説とスペンサーの年譜、登場人物索引も収録。待望の普及版出来。 今日のファンタジー小説やゲームにも多大な影響を与えた、シェイクスピアと同時代の英国を代表する長編叙事詩が装いを新たに復刊。

作者介紹

作者介紹 福田昇八1933 年熊本県に生まれる。東京大学文学部英文科卒業、東京大学大学院修士課程修了。熊本大学教授、九州ルーテル学院大学教授を経て、現在熊本大学名誉教授。瑞宝中綬章受章。主な著書に『イギリス・アメリカ文学史』(南雲堂)、『英詩のこころ』(岩波書店)、共著に『スペンサー名詩選』(大修館)、共訳に『妖精の女王』(文理書院・筑摩書房)、『スペンサー詩集』(九州大学出版会)、韻文訳に『スペンサー詩集』(筑摩書房)、『「妖精の女王」名場面』(文芸社)などがある。

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