內容簡介
內容簡介 ◆百句シリーズに高柳重信が登場!俳句形式への挑戦高柳重信は、俳壇的には「戦後派」と称されるひとりである。金子兜太、鈴木六林男、佐藤鬼房、飯田龍太、森澄雄などが該当する。活動は戦前からであっても、主に戦後になってから俳壇に登場した人々である。しかし、それは単に戦後に活躍を始めたというよりも、これらの人々は大正生まれの従軍世代であり、戦争体験を内面化して、それを戦後に俳句を書くことの根底に抱えていた人々ゆえである。それは戦前の俳句が抱えた翼賛的な問題を超克するということでもあった。時代の風も彼らに吹いた。桑原武夫「第二芸術」論(昭和21年)の俳句批判は、戦中の主な俳人の立ち居振る舞いに対する批判が根底にあった。戦中を翼賛的に導いた大家クラスはその力を失いつつあった。戦後を主導したのは、戦前から俳壇的な存在ではあった中堅世代であった。新俳句人連盟や現代俳句協会を立ち上げて主導したのは彼らであり、その中で台頭してきたのが、戦後派と言われる当時主に二十代の俳人たちであったのである。(解説より)
作者介紹
作者介紹 林 桂昭和28年4月8日 群馬県みなかみ町(旧新治村)生まれ。新潟大学法文学部卒業。中学2年生14歳より作句。初学を鈴木石夫「歯車」、加藤楸邨「寒雷」に学ぶ。俳句研究「第五回五十句競作」(高柳重信選)第一席。俳句同人誌「未定」(澤好摩代表)創刊に参加、同「吟遊」(夏石番矢代表)創刊に参加を経て、同「鬣TATEGAMI」創刊代表同人。句集に『黄昏の薔薇』『銅の時代』『銀の蟬』『風の國』『はなのの絵本りょうの空』『雪中父母』『ことのはひらひら』『動詞』『百花控帖』(現代俳句協会賞)など九冊。評論集に『船長の行方』(群馬県文学賞)『俳句・彼方への現在』『群馬の俳句と俳句の群馬』『俳句此岸04~08』『俳句の一欠片』など五冊。編纂に群馬県立土屋文明記念文学館『群馬文学全集』第三巻・第十三巻。共著に『現代俳句の新鋭3』『現代俳句ニューウェイブ』『現代の俳句』『展望現代の詩歌』『伊藤信吉─ 群馬における文化的足跡─ 』。共編著に『ふるさとを見つめる─ 群馬の詩歌句』など。編集に『句集夜雨寒蛩』『定本三橋敏