內容簡介
內容簡介 日本でおこなった公汎な博物調査をもとに,シーボルトが帰国後約20年間にわたり制作・刊行した『NIPPON』は,1800年代の日本の社会・産業技術・文化・風習・地図などの膨大な情報を収め,「未知の国日本」鮮明に描き出した未完の大著であった。当時最新の技術をもって製作された図版367枚を収録し,ドイツ語版に続き・フランス・ロシア語版も刊行された。現在,各国・各地に残る刊本・資料を渉猟し比較精査,その制作・印刷・出版過程を明らかにすることで,出版当時の『NIPPON』の復元を試み,壮大な出版事業とその構想の全貌に迫る。貴重図版305点掲載。 広汎な博物調査をもとに、シーボルトが約20年間にわたり制作・刊行した未完の大著「NIPPON」。各国・各地に残る刊本・資料を渉猟し比較精査、壮大な出版事業とその構想の全貌に迫る。
作者介紹
作者介紹 宮崎克則1959年,佐賀県唐津生まれ。九州大学九州文化史研究所助手・九州大学総合研究博物館助教授を経て,現在,西南学院大学国際文化学部教授。文学博士。福岡市在住。【主著】『大名権力と走り者の研究』(校倉書房,1995年),『逃げる百姓,追う大名』(中公新書,2002年),『古地図の中の福岡・博多─1800年頃の町並み』(編著,海鳥社,2005年),『ケンペルやシーボルトたちが見た九州,そしてニッポン』(編著,海鳥社,2009年),『九州の一揆・打ちこわし』(海鳥社,2009年),『シーボルト年表─生涯とその業績』(共著,八坂書房,2014年),『シーボルト蒐集和書目録』(共編,八木書店,2015年),『鯨取りの社会史─シーボルトや江戸の学者たちが見た日本捕鯨』(共著,花乱社,2016年)