內容簡介
內容簡介 2018年の西日本豪雨、19年の房総半島台風や東日本台風、そして20年に九州を中心に襲った7月豪雨--。ここ数年、水害の激甚化は極めて深刻な問題となってきました。地球温暖化の影響を受けているとみられる気候変動が、激しい気象災害をもたらしているのです。これまでであれば何年、いや何十年に1回とみられるレベルの気象が、毎年のように襲い来る時代は、近未来の話ではなくなり、既に現実となってしまったのです。山地が多く、人々の生活や経済活動の拠点が沖積平野に集まる日本では、地形の制約を受けて、治水インフラが他の先進国に比べて脆弱な水準にあります。本書では、防災や減災において山積する課題と、その課題を乗り越えるために必要な取り組みについて、日本を代表する治水の専門家たちが分かり易く解説しています。これからの水害リスクを踏まえ、ハード、ソフトの両面で日本のインフラがあるべき姿を社会に提示した1冊です。図や写真を豊富に使っており、建設行政や設計や施工といった建設生産、維持管理などインフラに関わる仕事に従事する方だけでなく、一般の方にも分かりやすい内容となっています。水害は、社会的な面でも経済的な面でも、日本の巨大リスクになっています。本書は、国民がこのリスクとどのように向き合い、どのように乗り越えていくのかを改めて考える際の一助となるはずです。■目次1章 激甚化が止まらない2章 異常気象の発生と地球温暖化3章 深刻化する災害リスク4章 防災・減災への針路5章 実現に向け総力を挙げよ 毎年のように襲い来る激しい気象災害。防災や減災において山積する課題と、取り組みについて、治水の専門家たちが分かり易く解説