內容簡介
內容簡介 (‥‥‥)というわけで、本書は、「スコッチ」というスコープを通じて、スコットランドという国やその文化的アイデンティティにも言及する、ちょっとオトナなスコッチ本ということになる。(「はじめに」)いまでは「当たり前」に飲むことができるスコッチウイスキー。だが、多くの苦労、多くの工夫、多くの苦難、そして歴史の結晶が、一杯のグラスに詰まっている。著者自らが、蒸留所などを丁寧に回りながら、造り手、飲み手、風土など、現場でしか感じられない空気感を伝える一冊。 第Ⅰ部 個性あるスコッチの世界第1章 ローランドとキャンベルタウンローランドキャンベルタウン 第2章 ハイランドとスペイサイド ハイランド スペイサイド 第3章 アイランズとアイラ島 アイランズ アイラ 第4章 伝統あるウイスキー vs.新しいウイスキー お酒は食物から モルトとグレーン ブレンデッドウイスキー論争 第5章 「麦」の酒 スコットランドのアイデンティティ スコットランドのイメージ 第6章 スコッチの友「ハギス」? オーツ麦の文化 Column スコットランドは美味しい国 スコットランドのお菓子 第7章 スコッチの条件 スコッチの基本的条件 オフィシャルとボトラーズ モルトとグレーン、シングルモルトとブレンデッド シングルモルトは、なにが「シングル」なのか? ブレンデッドも大事! 第8章 樽熟成の歴史 密輸時代の偶然 災い転じて福となる? 樽熟成にもいろいろある第9章 スコットランドのパブ いろんなスタイルがある ジャパニーズウイスキーも人気?Column 犬もお客様? 昔ながらのマイクロパブ 第10章 パブの歴史 公共の家(public house) Barとは? 「パブ」の元型は宿泊所? パブには食事が欠かせない 「コーヒーハウス」というPublic House コーヒー文化から紅茶文化へColumn 地方ごとのパブの特色 第11章 スコッチをどう飲むか? ロック派?ストレート派? 「ロック」は珍しい? 水割りもいける? ハイボールもいい感じ シングルモルトもハイボールで楽しもう! Column ウイスキー&ビール? 第Ⅱ部 スコッチ文化論第12章 起源をたどる 「オリジン」は幻想なのか? 生命の水としてのウイスキー第13章 ウイスキーの源流とは? ウイスキーはイングランドにもあった? アクアヴィテとウシュケバーの違い 地酒としてのウシュケバー第14章 ケルト系住民の密造酒 ラテン語とゲール語 スコッチのオリジン 起源はアイデンティティあってのこと。第15章 スコッチ規制の歴史 スコッチは抵抗の象徴? スコッチ課税の是非 規制が裏目にでることもある? 第16章 密造酒時代を超えて 呪われしスピリッツ