クシシトフ・ポミアン1934年、ワルシャワ生まれ。歴史学者。フランス国立科学研究センター(CNRS)に勤務。CNRSで勤務するかたわら、社会科学高等研究院(EHESS)、エコール・デュ・ルーヴル(École du Louvre)、ジュネーブ大学、ルーヴル美術館など、国内外で教鞭をとる。現在、CNRSの名誉研究ディレクター、ニコラウス・コペルニク大学名誉教授、ブリュッセルのヨーロッパ博物館サイエンティフィック・ディレクター。博物館とコレクションの世界史に関して100を超える論文を発表している。邦訳に『コレクション――趣味と好奇心の歴史人類学』(吉田城・吉田典子訳、平凡社、1992年)、『ヨーロッパとは何か――分断と統合の1500年 増補』(松村剛訳、平凡社、2002年)がある。水嶋英治1956年、横浜生まれ。現在、長崎歴史文化博物館館長、日本ミュージアム・マネージメント学会会長。博士(世界遺産学)。前職は筑波大学図書館情報メディア系教授。専門は博物館学、文化遺産学。主な訳書に『博物館学への招待』 (リュック・ブノワ著、文庫クセジュ、2002年)、『世界遺産』(ドミニック・オドルリ、ラファエル・スシエ、リュック・ヴィラール、文庫クセジュ、2005年)、『博物館学・美術館学・文化遺産学 基礎概念事典』(フランソワ・メレス、アンドレ・デバレ、東京堂出版、2022年)ほか。編著書に『博物館学 I~IV巻』(学文社、2012~2013年)、『Museums, ethics and cultural heritage』(Routledge 2016)、『History of Museology : Key authors of museological theory』(ICOM/ICOFOM, 2019)、『Dictionnaire de Muséologie』(ICOM/ALMAND COLIN, 2022)、『展示の美学』(東京堂出版、2023年)ほか。鹿島茂フランス文学者、評論家、エッセイスト、明治大学国際日本学部教授。1949年横浜市生まれ。1973年東京大学仏文科卒業。1978年同大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。専門は19世紀フランスの社会・小説。古書コレクターとしても知られる。主な著書に『馬車が買いたい!』『モンマルトル風俗事典』(以上 白水社)、『子供より古書が大事と思いたい』(文春文庫)、『文学的パリガイド』『フランス文学は役に立つ』(以上 日本放送出版協会)、『パリ五段活用』『パリの日本人』(以上 中公文庫)、『大読書日記』(青土社)ほか多数。