內容簡介
內容簡介 言葉をもたないまま、写真で愛を交わした二人の、はじまりの記録中国と日本、それぞれの場所で活動していた二人の写真家、榮榮(ロンロン)と映里(インリ)。1999年、東京で出会った二人は、言葉を共有できないまま、写真を送り合うことで関係を深めていきます。本書『Love Songs』は、そのやりとりの軌跡を、写真と現在も残る手紙によって編み上げた一冊です。互いに送られた写真の周囲には、中国語、日本語、英語で断片的な言葉が書き込まれています。それらは相手へのメッセージであると同時に、言語や国境を越えてつながろうとする、自らへの誓いのようにも響きます。二人のあいだで交わされたのは、写真だけではありませんでした。初めての出会いのあと、映里が榮榮に手渡した小さな贈り物——ガラスの中に封じ込められた黄金虫のキーホルダー。そのささやかな光を宿した存在は、これから始まる往復のやりとりを予感させる、ひとつの起点のようでもありました。2022年には、パリのヨーロッパ写真美術館にて開催された展覧会「Love Songs: Photography and Intimacy」において、本シリーズ〈Personal Letters〉が初めて公開されました。本書には当時ディレクターを務めたサイモン・ベーカーによる寄稿も収録されています。きわめて個人的な往復から生まれたこの作品は、人と人が出会うこと、そして写真というメディアがどのように存在しうるのかを、静かに、しかし深く問いかけます。それは、二人のあいだで始まったひとつの「歌」が、やがて世界へとひらかれていく、そのはじまりの記録でもあります。そしてこの出会いは、やがて二人の名前がひとつになる、その創作のはじまりでもありました。