純粋理性批判の超批判 講談社学術文庫 2854(文庫) | 誠品線上

純粋理性批判の超批判 講談社学術文庫 2854(文庫)

作者 ヨハン・ゴットフリート・ヘルダー/著;杉山卓史/訳;
出版社 日本出版販売株式会社
商品描述 純粋理性批判の超批判 講談社学術文庫 2854(文庫):,1762年に入学したケーニヒスベルク大学で神学と哲学を学び、私講師を務めていたカントの薫陶を受けたヨハン・ゴットフ

內容簡介

內容簡介 1762年に入学したケーニヒスベルク大学で神学と哲学を学び、私講師を務めていたカントの薫陶を受けたヨハン・ゴットフリート・ヘルダー(1744-1803年)は、同じ時期にヨハン・ゲオルク・ハーマンと出会い、私淑したことが知られる。その後、1769年にフランスに渡り、ハンブルク、ダルムシュタットを経て、シュトラスブルク(ストラスブール)に到着したヘルダーは、ゲーテとの決定的な邂逅を経験した。大きな影響を与えたゲーテとともに、ヘルダーは「疾風怒濤(シュトルム・ウント・ドランク)」運動を推進するとともに、プロイセン王立ベルリン学術アカデミー(ベルリン・アカデミー)の懸賞課題に応えて執筆した『言語起源論』を1772年に公刊して、その名を轟かせる。1776年にゲーテの尽力でヴァイマールの宗務管区総監督・主任牧師に迎えられたヘルダーは、主著『人類歴史哲学考』(1784-91年)を執筆・公刊したが、旧師カントから厳しい批判を浴びた。1799年に公刊された本書は、その表題が示しているとおり、カントの『純粋理性批判』(初版1781年、第2版1787年)に対する「批判」──「批判の批判」としての「超批判(メタクリティーク)」である。各章は『純粋理性批判』のテクストを引用し、それに批判的なコメントを加えたあと独自の考察を展開する、という構成になっている。その主張は「思惟し、意志し、理解し、感覚し、理性を訓練し、欲求するのは、同一の魂である」(一元論テーゼ)、「人間の魂は、言葉とともに思惟する」(理性即言語テーゼ)の二つに要約できる。これらのテーゼを、ヘルダーはスラングを多用した独特な文体で、時には嘲笑を交えながら展開した。本書は、程なく勃興するドイツ観念論の先駆をなしている。そうした重要な役割を演じた著作の本邦初訳を、ここに文庫版でお届けする。[本書の内容]第一部 悟性と経験序 文1 題名と序論2 いわゆる超越論的感性論の超批判3 いわゆる超越論的分析論の超批判4 純粋悟性概念の図式論5 純粋悟性のすべての原則の体系の超批判6 観念論と実在論について7 あらゆる現象の隣および背後にある物自体について付 録 経験的悟性使用を超越論的悟性使用と混同することによる反省概念の多義性について第二部 理性と言語8 超越論的弁証論の超批判9 純粋理性の誤謬推理について10 純粋理性の二律背反について11 純粋理性の理想について12 理性の統制的使用について13 純粋理性を訓練することについて14 純粋理性の規準について15 純粋理性の誤った批判付 録 純粋理性の批判的学部についての最新情報 恩師カントの主著『純粋理性批判』を独特な文体で徹底的に「超批判」し、ドイツ観念論を予告する重要書。文庫版で本邦初訳!

作者介紹

作者介紹 ヨハン・ゴットフリート・ヘルダー1744-1803年。ドイツの哲学者・文学者・神学者。カント哲学と対決して独自の思想を展開した。主な著書は、本書(1799年)のほか、『言語起源論』(1772年。講談社学術文庫)、『カリゴネー』(1800年)など。杉山卓史1978年生まれ。京都大学准教授。専門は、美学・芸術論。論文に「へルダーの『言語起源論』からカントの人間学講義へ」ほか。訳書に、クリストフ・メンケ『力』(共訳)ほか。

商品規格

書名 / 純粋理性批判の超批判 講談社学術文庫 2854(文庫)
作者 / ヨハン・ゴットフリート・ヘルダー 著;杉山卓史 訳;
簡介 / 純粋理性批判の超批判 講談社学術文庫 2854(文庫):,1762年に入学したケーニヒスベルク大学で神学と哲学を学び、私講師を務めていたカントの薫陶を受けたヨハン・ゴットフ
出版社 / 日本出版販売株式会社
ISBN13 / 9784065415795
ISBN10 /
EAN / 9784065415795
誠品26碼 /
頁數 / 528
語言 / 4:日文
級別 / N:無
尺寸 / 14.8X10.7X2.3CM
裝訂 / P:平裝

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