內容簡介
內容簡介 「日本の自然」は自然の実態そのものではない。それは自然を表象したものであり、長い歴史のなかで文化的に構築されてきたものである。それはいかにしてつくられてきたのだろうか。古代日本では稲こそが自然であり、収穫の秋はかなしみではなく喜びの季節だった。『万葉集』『古今和歌集』が育んだ四季概念。武士の枯山水。江戸時代の版画に描かれた富士山、水田、桜。こうした表象を「国有化」し、軍国主義に利用した近代。そして「自然」を消費する現代へ。「自然」という作為を人類学の視座から描く。 「日本の自然」は自然そのものではなく、文化的に構築されてきた。それはいかにしてつくられてきたのか。「自然」という作為を描く。
作者介紹
作者介紹 大貫恵美子"神戸市生まれ。甲南小学校、甲南女子中学校・高等学校、津田塾大学卒業。1968年、ウィスコンシン大学人類学博士号取得。ウィスコンシン大学ウィリアムF・ヴァイラス研究専任教授。アメリカ学士院正会員(1999年より)。La medaille du Coll?ge de France(2014年)。瑞宝中章(2020年)。日本語のおもな著書に『日本人の病気観』(岩波書店、1985年)『コメの人類学』(岩波書店、1995年)『日本文化と猿』(平凡社、1995年)『ねじ曲げられた桜』(岩波書店、2003年)『学徒兵の精神誌』(岩波書店、2006年)『人殺しの花』(岩波書店、2020年)など。英語のおもな著作にllness and Healing among the Sakhalin Ainu, 1981; The Monkey as Mirror, 1987; Rice as Self, 1993; Kamikaze, Cherry Blossoms, and Nationalisms, 2002; Flowers that Kill, 2015などがある。"