內容簡介
內容簡介 乱歩の心に映る執着と愛着、強迫的な思念、どこかへと惹かれてゆく心の有様……。江戸川乱歩没後60年。その作品から、詩人のように一瞬の輝きを掬い取った、名場面をピックアップ。「夢遊」「恐怖」「人形」「残虐」「身体」「錯視」「浅草」の七つの切り口で、作品を精選。乱歩の神髄・魅力を凝縮した一冊。*編者より――「心象」は宮沢賢治が『春と修羅』を「心象スケッチ」と呼んだその「心象」です。乱歩の心に映るもやもやした執着の数々が、ときに見事な短篇小説としてときに長篇小説の一場面としてあるいは随筆として具象化され語られたもの、という意味で考えました。 それら自体は詩ではありませんが敢えて詩を読むように非物語的高潮に焦点をあててみるという意味でもあります。
作者介紹
作者介紹 江戸川乱歩江戸川乱歩一八九四年、三重県名張町生まれ。本名・平井太郎。早稲田大学政経学部卒業後、数々の職業を転々。一九二三年、雑誌「新青年」に「二銭銅貨」を発表し作家デビュー。三六年の『怪人二十面相』以降は少年探偵団もので人気を博す。四七年、探偵作家クラブ(のち日本推理作家協会)初代会長となり、五四年、江戸川乱歩賞を創設。五七年より雑誌「宝石」の編集にたずさわる。六五年死去。高原英理高原英理一九五九年、三重県生まれ。小説家・文芸評論家。立教大学文学部卒業。東京工業大学大学院社会理工学研究科博士課程修了(価値システム専攻)。八五年、小説「少女のための鏖殺作法」で幻想文学新人賞受賞(選考委員は澁澤龍彦・中井英夫)。九六年、三島由紀夫と江戸川乱歩を論じた評論「語りの事故現場」で群像新人文学賞評論部門優秀作を受賞。著書に『ゴシックハート』『高原英理恐怖譚集成』『怪談生活』『歌人紫宮透の短くはるかな生涯』『観念結晶大系』『エイリア綺譚集』『日々のきのこ』など。