內容簡介
內容簡介 トランプを支持する人びとの世界へのアプローチ!現在のトランプの支持者たちのあいだには「福音派」と「スコッツ・アイリッシュ」という二つのグループが存在する。リベラルなアメリカは、前者を「狂信的な原理主義者」の亜種として、後者を「人種差別主義的なレッドネック」としてくくってきた。だが、両者の歴史はより複雑で多面性を有している。福音派はその定義さえ定かでなく、歴史をさかのぼればリベラルとの共通点までもがみえてくる。スコッツ・アイリッシュの歴史は、スコットランドとイングランドの国境地帯にはじまり、北アイルランドを経て、アメリカのアパラチア山脈へとつながる。よそ者に上から目線で指示されることを嫌う荒くれ者たち。全米の白人労働者階級の中心。『ヒルビリー・エレジー』のJ・D・ヴァンスの出自――。本書は、リベラルなアメリカの「シャドウ」と化している福音派とスコッツ・アイリッシュの歴史を掘り起こし、彼らの世界の実像に迫るものである。 狂信的な原理主義者、福音派と人種差別主義的な貧困白人層、スコッツ・アイリッシュが住まうトランプ支持者の歴史と世界観に迫る
作者介紹
作者介紹 山本貴裕やまもと たかひろ 1966年生まれ。専門はアメリカ宗教史。平成元年、広島大学文学部英語英文学科卒業、平成3年、広島大学大学院社会科学研究科博士課程前期修了、平成7年、同課程後期単位取得後退学、令和7年、広島大学大学院人間社会科学研究科論文博士(文学)取得。平成7年から広島経済大学で常勤講師、平成21年からは同大学で教授。著者 論文に「長老派内の伝統に根ざす二つのアメリカ観 オバマとトランプのアメリカの起源」所収『アメリカ研究の現在地 危機と再生』(彩流社、2023年)、「ハワイの歴史がつくられたとき ハワイの過去・現在・未来をめぐる霊的・知的戦い」(『史學研究』311号、2022年)、「福音主義的自由のために ある長老主義者のリベラリスムおよび功利主義的国家との戦い」(『アメリカ史研究』43号、2020年)、「文明化された異教国 福音派の日本人観とハワイ併合との関係」(『中・四国アメリカ研究』10号、2021年)他がある。