內容簡介
內容簡介 妙好人〝石見の才市〟の詩と逸話が、現代人の心を打つ!!浅原才市(あさはら・さいち)というおじいさんがいました。昭和の妙好人といわれる真宗の篤信者で、宗教哲学者・鈴木大拙によって世界的に紹介された人物です。 才市は自分の信心の機微を詩にしたためていました。その詩には、信心がうまくいかない気持ち(慚愧:ざんぎ)や、そんな自分でも救われる感謝(歓喜:かんぎ)が、あふれんばかりに綴られています。 著者の寺本慧達は若き日に才市と出会い、もの静かで小柄なお爺さんである才市の、深い信心、全くひけらかすことのない純粋な心に、惹きつけられました。日々、才市と会って仏教談義に花を咲かせたものです。 慧達は才市の人物像と詩を雑誌に寄稿し、鈴木大拙にたどり着き、柳宗悦に影響をあたえ、才市は人々に知られることになったのです。 この寄稿文をふくむ才市を紹介した慧達の好書は、昭和期に多くの人に読まれたのち、再版を望まれながらも長らく実現されませんでした。これを令和新版として再現します。慧達にしか書けなかった才市の逸話、才市の実感あふれる信心の詩は、現代人の心に染み入ります。 多くの人を惹きつける妙好人・石見の才市を初めて世に知らせた著者の好書を再現。才市との会話や、信仰心あふれる詩は染み入ります。
作者介紹
作者介紹 寺本 慧達明治29(1896)年島根県に生まれる。大正11(1922)年千代田高等女学校教諭、大正14(1925)年龍谷大学教授、昭和6(1931)年千代田女子専門学校講師。中山精神文化研究所理事、ハワイ本願寺ヒロ別院初代輪番、ヒロ中学校・ヒロ高等女学校校長(10年間)、文部省社会教育審議会委員、日本私学総連合幹事、東京私学審議会委員等を歴任。昭和18(1943)年千代田高等女学校校長、昭和22(1947)年千代田女学園中学校校長、翌年に千代田女学園高等学校校長。千代田女学園理事長兼校長在任中の昭和27(1952)年に千代田女学園から『浅原才市翁を語る』を刊行。山陰教区邑智西組長円寺第十九世。昭和1955(昭和30)年没。行年60歳。功徳院釋慧達。主な著書 『神社の本質とその啓蒙』(東林書房、1930年)、『神宮大麻の検討』(東林書房、1930年)、『神宮大麻調査文献』(編、東林書房、1930年)、『神社問題と真宗』(顕真学苑出版部、1930年)他がある。