內容簡介
內容簡介 【なぜドイツ人はファシズムと決別できたのか】 だれもが略奪に加わった戦後数年間を、人々は「狼の時代」と呼んだ。権力に空白が生じた、その秩序なき時代に、人は互いに反目し、猜疑の目を向けながらも新しい道徳、自由、平等を作り出していった。 ドイツを改変しようする戦勝国の思惑を超え清濁を合わせのみながら民主主義を紡いでいく、その光と闇を克明に描き出すベストセラー。 ***第二次大戦は、ドイツの都市を瓦礫の山と化した。そこは、新しい社会を築くための実験場となった。廃墟を片付ける女性たちの自立と連帯、ダンスや恋愛に興じ、刹那を生きる都市文化の広がり、闇市をしたたかに生き抜く子供たち……飢えと暴力が深刻化する極限の状況においてもドイツの民衆は、日々を生き延びる活力を失わなかった。アメリカ、ソ連の文化政策を激しく拒絶し、自身の責任から目を逸らしながらもドイツ人はやがて、身の回りの変革を通して自己の精神を変革し、新しい文化を育んでいった。後の世代から厳しく非難され、これまで顧みられることがなかった戦後の数年間。豊富な資料をひもとき、市井の人々の暮らしに目を向け、その時代が宿していた新たな社会の萌芽を見出して国内外から高い評価を受けたベストセラー。
作者介紹
作者介紹 ハラルト・イェーナージャーナリスト。ベルリン芸術大学名誉教授。2015年まで日刊紙「ベルリン・ツァイトゥング」の責任者を務める。著者にベストセラーとなりイギリス、アメリカ、フランスなど各国で翻訳され話題を集めたWolfzeit: Deutschland und die Deutschen 1945 - 1955、H?henrausch: Das kurze Leben zwischen den Kriegenがある。森内薫翻訳家。上智大学外国語学部フランス語学科卒業。主な訳書に、ティムール・ヴェルメシュ『帰ってきたヒトラー』、『空腹ねずみと満腹ねずみ』、アネッテ・ヘス『レストラン「ドイツ亭」』、マリー・ムーティエ『ドイツ国防軍兵士たちの100通の手紙』(以上、河出書房新社)、ブルンヒルデ・ポムゼルほか『ゲッベルスと私』(共訳、紀伊國屋書店)、マイケル・ボーンスタイン『4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した』(NHK出版)、ダニエル・ジェイムズ・ブラウン『遥かなる山に向かって--日系アメリカ人二世たちの第二次世界大戦』(みすず書房)、マイケル・イースター『満足できない脳--私たちが「もっと」を求める本当の理由』(東洋経済新報社)ほか多数。