內容簡介
內容簡介 当初のもの、唯一のもの、独創的なもの、真正なもの…という「オリジナル」の語義。建築において、「オリジナル」とは何を意味するのか。新築の設計、建設も既存建物の改修も文化財の修理も、先行して存在する建築・理念を参照しつつ新たな姿を創作するという意味では、過去の文脈から完全に独立した独創としてのオリジナルは想定しえないことになる。それでは何をもって「オリジナル」とし、そこにどのような価値を見いだすのか。果たして「オリジナル」は絶対的なのか?日本建築を中心として、日本美術や、諸外国の建築・文化財などとの比較から、時代、立場、思想により変わりゆく「オリジナル」に類する価値の捉え方について再検討する。
作者介紹
作者介紹 赤澤真理赤澤真理(あかざわ・まり)大妻女子大学家政学部准教授。専門は日本建築史、日本住宅史主な著書に『源氏物語絵にみる近世上流住宅史論』(中央公論美術出版、2010年)、『御簾の下からこぼれ出る装束ー王朝物語絵にみる女性の空間』(平凡社、2019年)、『住吉如慶筆伊勢物語絵巻』(思文閣出版、2019年)などがある。加藤悠希加藤悠希(かとう・ゆうき)九州大学大学院芸術工学研究院准教授。専門は日本建築史主な著書・論文に『近世・近代の歴史意識と建築』(中央公論美術出版、2015年)、「松平定信(楽翁)収集とされる茶室起こし絵図集について」(『建築史学』65号、2015年)、「伊勢神宮の社殿・境内の模倣とその論理―文化十二年京都日向社一件を中心に」(『建築史学』78号、2022年)などがある。米澤貴紀米澤貴紀(よねざわ・たかのり)名城大学理工学部建築学科准教授。専門は日本建築史、建築技術史主な著書・論文に「日本の信仰にかかわる建物と神社本殿」(中川武編『建築の誕生 自然から文化の地平への飛翔』丸善出版、2024年)、『神社の解剖図鑑』(エクスナレッジ、2015年)、「三輪流神道灌頂の場の特質」(『日本建築学会計画系論文集』、第78巻第687号、2013年)などがある。