內容簡介
內容簡介 結ぶ力は、産む力でもある———「ムスビ」とは、ムス=産とヒ= 霊の二つが重なった言葉、何かが生まれ出る瞬間の力、さらには、人と人、他界(祖先)と現世を繋ぐこと、「結ぶ」はたらきを指す。本書では、「ムスビ」を手がかりに結縄(縄の結び)や書契(文字や割符)の時代へと遡り、文字の淵源を巡る神話の解体と書の原初的型態の復元を試みる。筆の習俗的・宗教的意味の考察、類感呪術としての墨と水の意味への論究を踏まえ、文献としての書論の誕生へと至る過程を復元し、書論の連続性と変革性を活写。加えて、日本語の感性を炙り出し、日本の書の特質についても言及する。そして総括として、書史を「文」と「工」と二元的にとりまとめ、弁証法をもって書史全体を一望。「書の根源」に迫り、定説を塗り替える理論を提示する。 「ムスビ」を起点に文字の淵源を巡る神話の解体と書の原初的型態の復元を試み、書の根源に迫り、定説を塗り替える理論を提示する。
作者介紹
作者介紹 松宮貴之作家、書家。1971 年生まれ。東京学芸大学教育学部芸術課程書道科卒。文学修士(二松学舍大学)教育学修士(東京学芸大学)学術博士(総合研究大学院大学)大阪大学非常勤講師、佛教大学・四国大学大学院非常勤講師[主要著書]『書と思索』(東方書店 2019 年)、『「入れ墨」と漢字』(雄山閣 2021 年)、『書人 郭沫若』(武蔵野書院 2024 年)、『新編 書論の文化史』(雄山閣 2024 年)、『政治家と書―近現代に於ける日本人の教養 第二版』(雄山閣 2025 年)[主要論文]「徐渭の東京国立博物館蔵『花卉雑画巻』山査詩図についての書論史的一考察──画と書の表象、『諦観』と『怨嗟』の意味を巡って」『MUSEUM』(東京国立博物館研究誌)第702 号、「董其昌の禅と宋明理学の構造」(『禅文化研究所紀要』第37号)