北一輝・近衛文麿・石原莞爾と大東亜戦争 | 誠品線上

北一輝・近衛文麿・石原莞爾と大東亜戦争

作者 堀真清/著;
出版社 日本出版販売株式会社
商品描述 北一輝・近衛文麿・石原莞爾と大東亜戦争:,なぜ、日本は勝算の薄い戦争に突入したのか。開戦は通常、外交交渉決裂の結果として説明される。しかし、交渉が決裂するのは戦

內容簡介

內容簡介 なぜ、日本は勝算の薄い戦争に突入したのか。開戦は通常、外交交渉決裂の結果として説明される。しかし、交渉が決裂するのは戦争が選択肢としてあるからではないか。その動因として史資料からくり返し浮かび上がるのは、国家生存権の思想であり、北一輝・近衛文麿・石原莞爾がその系譜に連なる。かれらが主唱し、広く浸透した国家生存権の思想は自国本位の思想だったが、それを正義と信じ、それが否定されたとき、日本は奇襲に訴えた。開戦によって、かれらのいう日本の生存権がどう守られるのか、という見通しは曖昧なまま、戦争はほとんど運命のようにとらえられていた。本書はこの国家生存権の思想の始原、発展、そして終焉を、アジア主義との関係を重視しつつ、当時の記録をふんだんに読み込んでたどり直す。捨て身の聖戦という筋立ては情緒的な語りを呼ぶ。戦争指導者の立場にも理解を示すべきだという著作も、後を絶たないだろう。しかし「歴史から教訓を得る道はそこにはない」(「あとがき」より)。連合国側はもとより、アジア諸国民におよそ1800万、日本人に310万の死者を出した「この」戦争。生存権のためには滅亡も辞さないという過ちの深度を、50余年の著者の研究蓄積から問う。 北、近衛、石原が唱えた国家生存権の思想。それはいかにして開戦への道を敷いたのか。豊富な史料で当時の声を甦らせその軌跡を辿る。

作者介紹

作者介紹 堀真清(ほり・まきよ)1946年生まれ。早稲田大学政治経済学術院・同大学院政治学研究科教授(日本政治史担当)を経て、早稲田大学名誉教授。ケンブリッジ大学客員教授やオックスフォード大学交換研究員などを歴任。主要著作に『西田税と日本ファシズム運動』(2007年、岩波書店)『大山郁夫と日本デモクラシーの系譜――国家学から社会の政治学へ』(2011年、岩波書店)『原典でよむ日本デモクラシー論集』(2013年、岩波書店)『近代日本の国家政治』(2015年、早稲田大学出版部)『二・二六事件を読み直す』(2021年、みすず書房)ほか。訳書にハロルド・J・ラスキ『ファシズムを超えて――一政治学者の戦い[新版]』(2009年、早稲田大学出版部)。小野梓記念学術賞受賞(1974年)、大隈学術記念賞受賞(2009年)、政治研究桜田會特別功労賞受賞(2009年)。*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

商品規格

書名 / 北一輝・近衛文麿・石原莞爾と大東亜戦争
作者 / 堀真清 著;
簡介 / 北一輝・近衛文麿・石原莞爾と大東亜戦争:,なぜ、日本は勝算の薄い戦争に突入したのか。開戦は通常、外交交渉決裂の結果として説明される。しかし、交渉が決裂するのは戦
出版社 / 日本出版販売株式会社
ISBN13 / 9784622097976
ISBN10 /
EAN / 9784622097976
誠品26碼 /
頁數 / 440
語言 / 4:日文
級別 / N:無
裝訂 / P:平裝
頁數 / 448
重量(g) / 480.0

活動