內容簡介
內容簡介 執筆から30年、“幻の長編小説”がついに書籍化!囲碁の名人として、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康と、天下人三人の側近くに仕えた本因坊算砂(日海、本因坊の初代)を主人公に、新たな視点から信長を描く――。天下布武へと邁進する信長だったが、武田との激闘、一向一揆との泥沼の戦い、荒木村重の謀反など、難しい局面が続いていた。そうしたなか、若くして見いだされた日海は、囲碁を通して、信長にさまざまな献策を行なっていく。そして不穏な情勢の下、天正10年(1582)、毛利攻めへ向かうため、信長が京都・本能寺へ宿泊する。6月1日の夜(本能寺の変の前夜)、信長の御前で囲碁の対局をした日海。その対局で、万に一つもできず、不吉なことが起こる前兆ともいわれる「三コウ」が起こるのだが、それは……。官僚、政治家、万博のプロデューサーなど、多岐にわたる活躍とともに、数々のベストセラーを世に送り出した著者ならでは分析が冴えわたる一冊。 織田信長の天下布武には、この男が必要だった――。『豊臣秀長』等のベストセラーを生んだ著者の“幻の長編小説”が、ついに書籍化!
作者介紹
作者介紹 堺屋太一1935年、大阪府生まれ。東京大学経済学部卒。60年、通商産業省(現経済産業省)入省。70年、日本で初となる万国博覧会開催を成功させる。75年、『油断!』で作家デビューを果たし、翌年、『団塊の世代』を発表。78年、通産省を退官し、執筆活動に専念。98年7月より経済企画庁長官、2000年12月より内閣特別顧問を務める。東京大学先端科学技術研究センター客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを歴任。10年、上海万国博覧会日本産業館代表兼総合プロデューサーとして大成功を収める。13 年8 月、内閣官房参与に就任。19年、逝去。主な著書に、『全一冊 豊臣秀長』『鬼と人と』『秀吉』『峠の群像』『日本を創った12人』などがある。