內容簡介
內容簡介 徹底して日本映画の現在と格闘しながら新たな〈活劇の行方〉を問いつづける――45年におよぶ《日本映画時評》を一挙単行本化! 時評を突き抜けた圧巻の時評集成、最終巻。*別冊附録 上野昂志、三上雅通、鈴木一誌各氏との『日本映画時評集成』(既刊3巻)刊行時の記念対談を集成(32頁)・映画と動いている 上野昂志×山根貞男・愛と憤怒の書をめぐって 三上雅通×山根貞男・現代日本映画における〈活劇の行方〉新宿篇 鈴木一誌×山根貞男・現代日本映画における〈活劇の行方〉神戸篇 鈴木一誌×山根貞男*目次よりウルトラ級の粗雑な映画『シン・ゴジラ』の誘引力 活劇から遠く離れてゆく時代を撃つ 映画的時空の錯綜がそのまま快走する 映画という祭り 映画に驚きも発見も求めない観客が増えている? 映画の魅力に古いも新しいもない なぜこうも不発弾のような映画が多いのか 微温的だからウエルメイドな新作たち 決着感ゼロの異様な感銘 家族の話になぜかゴーストが登場する 高倉健の姿にハラハラして考えたこと フィクションの論理の腰砕けが起こっている 青山真治の新作は涼しげな表情で孤立している リアリティの強度、デジタルの美しさ 日活ロマン・ポルノが長い歳月を越えて訴えてくるもの ズバッと生身で提出する映画を求めて 普通の映画に過剰さを求めるのは贅沢か 黒沢清は首長竜に何を託したのか 安心して見ていられる映画とそうでない映画 監督たむらまさきが撮りたかった映画とは 大津幸四郎が三里塚でキャメラを向けたもの 鈴木清順――映画の現在の始まり、永遠の同時代 表現力にとって材料も出自も国籍も問題ではない 黒澤満を悼む 映画に翻弄される楽しさ 荒井晴彦の健闘 異物としての面白さ 映画はちゃんと生き続けている…… 徹底して日本映画の現在と格闘しながら新たな〈活劇の行方〉を問い続ける――45年におよぶ映画時評を一挙単行本化、堂々の最終巻。
作者介紹
作者介紹 山根貞男1939年大阪生まれ。映画評論家。大阪外国語大学フランス語科卒業。書評誌・書籍編集者を経て、映画批評誌「シネマ」69~71の編集・発行に参加。1986年から2022年まで「キネマ旬報」に日本映画時評を書き続けた。2023年逝去。主な著書に『映画狩り』(現代企画室)、『活劇の行方』(草思社)、『映画が裸になるとき』(青土社)、『映画ーー快楽装置の仕掛け』(講談社現代新書)、『増村保造 意志としてのエロス』(筑摩書房)、『映画の貌』(みすず書房)、『マキノ雅弘 映画という祭り』(新潮選書)、『東映任侠映画120本斬り』(ちくま新書)、『映画を追え フィルムコレクター探訪の旅』(草思社)、共著に『誰が映画を畏れているか』(蓮實重彦、講談社)『任侠映画伝』(俊藤浩滋、講談社)『映画監督深作欣二』(深作欣二、ワイズ出版)、『俳優 原田芳雄』(原田章代、キネマ旬報社)、編著に『日本映画作品大事典』(三省堂)などがある。