內容簡介
內容簡介 関孝和がベルヌーイ数を発見していたことは特に有名ですが、和算家が大きく貢献した有名な数が他にもあります。関孝和の孫弟子にあたる松永良弼(よしすけ)によるベル数や、坂正永(まさのぶ)によるスターリング数などです。和算家たちはこれらの数を「場合の数」と捉えます。一方、スターリングなど西洋の数学者たちは「代数」と捉えていました。スターリング数は、ベルヌーイ数に関する重要なクラウゼン-フォンシュタウトの定理に欠かせない重要な数でもあります。和算と西洋数学によるそれらの数の捉え方の違いを通して、それらがどのようにしてベルヌーイ数へとつながっていくのか、わかりやすく解説します。題材として「源氏香図」を使います。これは単なるデザインではなく、数学的な意味をもつもので、源氏香52通りはベル数とも呼ばれています。楽しみながら数学を学ぶことができる1冊です。
作者介紹
作者介紹 小林吹代1954年、福井県生まれ。1979年、名古屋大学大学院理学研究科博士課程(前期課程)修了。2014年、介護のため早期退職し、現在に至る。著書に、『ピタゴラス数を生み出す行列のはなし』(ベレ出版)『ガロア理論「超」入門~方程式と図形の関係から考える~』『マルコフ方程式~方程式から読み解く美しい数学~』『ガロアの数学「体」入門~魔円陣とオイラー方陣を例に~』『正多面体は本当に5種類か~やわらかい幾何はすべてここからはじまる~』『オイラーから始まる素数の不思議な見つけ方~分割数や3角数・4角数などから考える~』『ゼータへの最初の一歩 ベルヌーイ数~「べき乗和」と素数で割った「余り」の驚くべき関係~』(以上、技術評論社)『分数からはじめる素数と暗号理論~RSA暗号への誘い~』(現代数学社)などがある。【URL】http: fukiyo.g1.xrea.com「12さんすう34数学5 Go!」