內容簡介
內容簡介 本書は、世界各国の教育機関で教えられているSEE Learning(シーラーニング)のプログラム教材です。SEEとは、の略で、SEEラーニングとは、、つまり社会性、情動、倫理を自分の身体で感じながら、振り返り、対処法を修得する学びとも言えます。本書では、感覚に気づくことを学びます。何かに触れた時、それはいい感じ? 嫌な感じ?どちらでもない? と反復的に自分に問いかけ、それを身体のどの部分で感じているのかを捉えることで、自分の感覚により精密に気づいていけるようになります。感覚に気づいていくと、心の状態、感情、身体のことをより細やかに知ることができます。すると、状況がありのままにクリアに見えてきて、意識決定ができるようになり、自分が本当は何を望んでいるのかにも気づいていけるようになります。また、思考の迷路や感情の沼に入り込んでしまった時は、感覚に戻ることで、自然と心身を調整できるようになるのです。本書はパンデミックの状況下で編纂され、2021年にエモリー大学から出版された小さな冊子です。学校が閉鎖され、子ども、親、教師の誰もが共に非常事態の中にあって、どのように「今」を心穏やかに生き、“あぶなげな”感情の手綱を取り、思いやりと共に調和的で在れるか? それに応えるために、急きょ編まれた冊子でした。通常は、学校のカリキュラムとして教えられるよう、教師にはSEEラーニングの教授法に基づく詳細で膨大なマニュアルと教材資料が用意されています。プレイブックは、その中のエッセンスを抽出し、パンデミックで学校に通えない期間にも自宅で学べるよう、11歳以上の青少年向けに、更には、親や教師のために作られました。 コロナ禍での手洗い、うがいなど身体的衛生を維持する習慣を身につけるだけでなく、感情やストレス、他者との関係性などの心の衛生を育む術を知ることも大切な学びです。特に21世記の地球規模の課題に取り組むための最も基礎的な学びが本書には詰まっています。 パンデミックや戦争など激動の時代を生き抜くための心の健康法を養う教科書。
作者介紹
作者介紹 井本由紀シンガポール生まれ。神奈川とロンドンで育つ。2004年慶應義塾大学総合政策学部を卒業し、同年から文部科学省長期派遣留学生として英国オックスフォード大学で文化人類学を学ぶ。多文化教育の研究に取り組み、2009年に同大学より博士号取得。2010年より慶應義塾大学理工学部に就任。2017年度にフルブライト研究員としてスタンフォード大学に派遣留学。米国におけるマインドフルネスの教育と研究に携わり、自分自身の心や身体の状態に気づいていく転換期となる。2018年に帰国後、マインドフルネスの日本の教育的文脈での受容について、実践を伴う研究を進める。その中でエモリー大学のSEEラーニングの開発者・研究者と出会い、日本でのSEEラーニングの導入に関わり始める。2022年にSEEラーニング ファシリテータートレーニングを修了。身体とこころを伴う-contemplative-観想的な学びの可能性について、国内外のコミュニティと繋がりながら、研究を進めている。