內容簡介
內容簡介 『病院で死ぬということ』(主婦の友社、文春文庫)、『「在宅ホスピス」という仕組み』(新潮選書)等の著作、さらには実際の医療活動を通じて、終末期医療に大きな投げかけをしてきた緩和ケア医・山崎章郎。4年前、自らも大腸がん(ステージ4)の宣告を受けながら、今も抗がん剤に頼らない、QOLを維持した療法への探求を続けている。自身がんサバイバーでもある朝日新聞社記者・上野創を聞き手として行われた対話のテーマは「逆境を、創造を灯す光に」。山崎の「人生を変えた一冊」、精神医学者・E・キューブラー・ロスの『死ぬ瞬間 ~死にゆく人々との対話』(読売新聞社)を引きながら、死をはじめとする逆境に直面したとき、別の輝きを帯びはじめる生の力について語る。津田塾大学教授・早川敦子によるE・キューブラー・ロス、エヴァ・ホフマンらの評伝「時を超える希いに耳を澄ます」も収録。影のなかにあって光を見出した、時代を超える人々の生きざまに胸揺さぶられる一冊。
作者介紹
作者介紹 山崎章郎一九四七年生まれ。二〇二二年六月より医療法人社団悠翔会ケアタウン小平クリニック名誉院長。外科医としてのキャリアから、船医として赴いた南極での経験を経て、「ホスピスは、最期の瞬間まで人間としての尊厳を守りながら、人生に新しい価値を見いだし、幸せな気持ちを持って生きる場所」との信念をもって、東京都小金井市の聖ヨハネ会桜町病院のホスピスを牽引。その後二〇〇五年に、在宅ホスピスケアを目的に東京都小平市に「ケアタウン小平クリニック」を開設し、コミュニティケアにも関わる。現在は、ステージ4の大腸がんを療養中。その体験に基づき、抗がん剤治療を減らし、既存の代替療法を組み合わせた、副作用の少なく、金額的にも無理のない治療法である「がん共存療法」に辿り着く。がんと共存しながら、限られた時間を患者自身が納得し、自分らしく生きるための「無増悪生存期間」の延長を目指し、その臨床拠点ともなる「がん共存療法研究所」の設立を準備している。著書に『僕が医者として出来ること』、『病院で死ぬということ』、『「そのとき」までをどう生きるのか』、『ステージ4の緩和ケア医が実践する がんを悪化させない試み』など。上野創一九七一年生まれ。朝日新聞東京本社記者。社会部で教育を担当。一九九四年朝日新聞社入社。二十六歳の時にがんが分かり、二度の肺転移の再発のため、手術と抗がん剤治療で三年間、入退院を経験。病気の経緯や、生と死を見つめた体験を、手記「がんと向き合って」につづって新聞に連載。後に書籍化。その後、教育分野や災害現場の報道を担当し、デスクなどを経験すると共に、「生と死の教育」、「小児がん患者への教育支援」、「サバイバーシップ」(がんを経験した患者がその後どのように生きるか)といったテーマの記事も執筆。二〇一一年には連載「がん その先へ」でファイザー医学記事賞大賞を受賞。早川敦子一九六〇年生まれ。津田塾大学英語英文学科教授。二〇二〇年より副学長。専門は二〇世紀から現代に至る英語圏文学・翻訳論。英国留学を契機にホロコースト文学研究に射程を広げ、ホロコースト第二世代の作家エヴァ・ホフマンの翻訳(『記憶は和解のために―第二世代に託されたホロコーストの遺産』、『希望の鎮魂歌』など)にも取り組む。主な著作に『世界文学を継ぐ者たち―翻訳家の窓辺から』、『翻訳論とは何か―翻訳が拓く新たな世紀』など。俳優の吉永小百合が朗読を続ける原爆詩「第二楽章:広島・長崎・沖縄・福島」などの英訳はライフワークでもある。