內容簡介
內容簡介 僕の家の床下にはワニがいる。僕は夜になると大きな歯ブラシやバケツを持って、ワニの歯磨きをしに降りてゆく。床下のワニは巨大で、大きく開けた口はまるで洞窟のよう。奥歯を磨くときはワニの口の中に入らないといけないけれど、危なくなっても七つ道具があるから大丈夫。日常と地続きの、ちょっとスリリングで不思議な世界です。このお話を書いたのは、詩人・作家のねじめ正一さん。もしも床下にワニが棲んでいたら?という、一見突飛でシュールな設定ですが、そこに「歯磨き」という日常的な行為が加わったことで、子どもにとって親しみの持てる物語となりました。ワニと少年の、緊張感のある関係のなかにも、どこか友情のようなものが感じられます。絵を描いたのは漫画家・イラストレーターとして活躍するコマツシンヤさん。たくさんの生き物が蠢く床下世界では、その豊かな描写力が遺憾なく発揮されています。ぜひ隅々までお楽しみください。"
作者介紹
作者介紹 ねじめ正一1948年、東京都生まれ。詩集『ふ』(櫓人出版会)でH氏賞、小説『高円寺純情商店街』(新潮社)で直木賞、『荒地の恋』で中央公論文芸賞を受賞。他の著書に『長嶋少年』『ナックルな三人』(以上、文藝春秋)など、子ども向けの作品に『そらとぶこくばん』『ずんずんばたばたおるすばん』(ともに福音館書店)『かあさんになったあーちゃん』『あいうえおにぎり』(ともに偕成社)など多数。東京都在住。コマツシンヤ1982年、高知県生まれ。マンガ作品に『睡沌氣候』(青林工藝舎)『8月のソーダ水』(太田出版)『午后のあくび』(亜紀書房)『つるまき町 夏時間』(新潮社)など、児童書の仕事に『デタラメ研究所』(「たくさんのふしぎ」2018年8月号)『カタツムリ 小笠原へ』(ともに福音館書店)『ミライノイチニチ』(あかね書房)「ミッチの道ばたコレクション」シリーズ(偕成社)などがある。高知県在住。