內容簡介
內容簡介 ★作品社公式noteで「訳者あとがき」公開中→「アナーキーのこと 試し読み」で検索!「民主主義」と同義語だった? 「アナキズム」とは別物?*デヴィッド・グレーバーも論拠とする政治学者が父親と語り明かす、アナーキーの全容。いま、アナーキーについて考えるための最良の基本書。*暴力や無秩序と結びつけられがちなアナーキー アナキズム。本書では、無神論者で兵役拒否者の父親と、大学でアナキズムを講じる政治学者の息子との対話をとおして、その一面的理解をほぐしつつ、「調和による秩序」を求めるその核心を明らかにし、現在の社会問題へと接続する。国家、宗教、家父長制、資本主義、人種差別など、豊富な論点を取り上げ、総合的な見取り図を提供する、最良の基本書。*「本書は、アナーキーとアナキズムになんらかの理由で関心を抱き、個々の主張や実践のすべてに賛同せずとも自らの思索の糧としたいと望む読者にとって、格好の読み物になるはずだ」(「訳者あとがき」より)*この世で最初の命令はいつ、どこで現れた? 政府と国家はどう違う? 権力や権威はどこから発生するのか? アナーキーの起源とは? どんな種類があるのか? フェミニズムとの共通点とは? アジアやアフリカのアナキズムって? アナキストに聖典はない? なぜ命令や権威を破壊したいと望むのか? 「政府の廃止」とはどういうことか? 権威の担い手が見えにくい現代で、結局アナキストは何に貢献しているのか? 革命志向ではないプラグマティックなアナーキーとは? そもそも現代人にとって自由とは何なのだろう?なあ、息子よ、教えてくれ!!*【目次】民主主義とアナキズム権力(第1部)人類学人間本性形而上学暴力とテロリズムアナキズム運動の歴史アナキズム思想のさまざまな潮流アナキズムとフェミニズムアナルコ・エコロジー黒旗と丸囲みのA内部でのさまざまな論争アナキストとは誰か?権力(第2部)親と子国家人類の共同体のさまざまな起源宗教レイシズムとナショナリズム未来「アナーキーのポケット」をつくること――訳者あとがき 参考文献
作者介紹
作者介紹 フランシス・デュピュイ=デリ(Francis Dupuis-Deri)1966年カナダ・モントリオール生まれ。政治学者。研究テーマは、アナキズム、反フェミニズム(マスキュリニズム)運動、プロフェミニストの男性、民主主義など。現在はケベック大学モントリオール校の政治学・法学部およびフェミニズム研究所(IREF)で教鞭をとる。本書が初の邦訳書となる。トマ・デリ(Thomas Deri)1936年フランス・パリ生まれ。アルジェリア戦争期に兵役を拒否してカナダ・ケベックに定住。教師、出版人、モントリオール・ブックフェアのディレクター、パリの「ケベック書店」の共同創設者として活動を展開。エマ・ゴールドマンの著作アンソロジーのフランス語訳も手掛けている(フランシス・デュピュイ?デリ編、モントリオール、リュクス出版)。片岡大右(かたおか・だいすけ)1974年生まれ。批評家。専門は社会思想史・フランス文学。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。著書に『批評と生きること--「十番目のミューズ」の未来』(晶文社)、『フランス知と戦後日本--対比思想史の試み』(共著、白水社)、『加藤周一を21世紀に引き継ぐために--加藤周一生誕百年記念国際シンポジウム講演録』(共著、水声社)など、訳書にデヴィッド・グレーバー『民主主義の非西洋起源について--「あいだ」の空間の民主主義』(以文社)などがある。