作者介紹
作者介紹 ヘルベルト・シュネーデルバッハヘルベルト・シュネーデルバッハ(Herbert Schnädelbach)ドイツの哲学者。1936年生まれ。フランクフルト大学でアドルノに師事し、1965年に哲学博士号、1970年に大学教授資格を取得。フランクフルト大学での私講師を経て、1978年にハンブルク大学教授に就任。1993年からベルリン・フンボルト大学に移り2002年に退官。1988–90年にはドイツ哲学会の会長もつとめる。著書は『ヘーゲルの主観主義的自由の理論』(1965)、『経験、基礎づけ、反省──実証主義を超えて』(1971)、『ヘーゲル以降の歴史哲学』(1974)、『反省とディスクルス』(1977)など多数。近年のものとして『認識論──知の諸形式への案内』(2002)などがある。氏の研究は、フランクフルト学派の流れをくみながらもその批判理論の乗り越えを目指し、言語論的転回を経た現代哲学の条件下でも通用しうる「哲学的ディスクルス」の可能性を探究するものである。2024年没。舟山俊明舟山 俊明(フナヤマ トシアキ)1950〜2024年。慶應義塾大学名誉教授。『「教育」を問う教育学』(共著、慶應義塾大学出版会、2007年)、『ディルタイ全集第一巻』(共訳、法政大学出版局、2007年)、「Lebendigkeitの分析としての生の哲学と歴史的世界の構築論──「生のカテゴリー」論の位置と役割の検討を介して」(『ディルタイ研究』第19号、2008年) 。朴順南朴順南(パク スンナン)1979年生まれ、慶應義塾大学文学部元非常勤講師。「H・アーレントにおける「思考」概念──公共的生活における精神活動の意義に関する一考察」(『人間と社会の探究』慶應義塾大学大学院社会学研究科紀要、第65号、2007年)、J・R・マーティン著『スクールホーム──〈ケア〉する学校』(共訳、東京大学出版会、2007年)、J・リッター著「現代社会における精神科学の課題」(共訳、『ディルタイ研究』第15号、2004年)。