內容簡介
內容簡介 子供の頃からの読書体験で、心から共感できる少女の少なさを強く感じていた。しかしま時に納得できる「少女」に出会える喜びもあった――そう回想する著者・津島佑子自身、自らが「少女」だったと確信を持ってはいないのだ。「少女」とはいったい誰のことなのか?どのように描かれた「少女」なら実在感を感じられるのか?自らの作品で「少女」に愛着を抱いて描いてきた作家が、「本のなかの少女たち」を追ってみることを心に決め、「少女」そのものをテーマに新鮮な切り口で古今の名作を再び繙く。再読を経て得られた新たな発見、洞察、感動を綴った、誰もが楽しめる読書エッセイ。 時代を越え、国や言語を越えて読者の心に生命力を伝えてくる、本の中の少女たち。斬新な切り口と丁寧な読み解きで古今の名作が甦る。
作者介紹
作者介紹 津島佑子津島佑子(1947・3・30~2016・2・18)小説家。東京生まれ。白百合女子大学英文科卒。在学中より「文芸首都」同人となり習作を始める。二十代で短篇が相次いで芥川賞候補作となる。以後、1976年『葎の母』で田村俊子賞、78年、『寵児』で女流文学賞、83年、「黙市」で川端康成文学賞、87年、『夜の光に追われて』で読売文学賞、98年、『火の山ー山猿記』で谷崎潤一郎賞と野間文芸賞、2002年、『笑いオオカミ』で大佛次郎賞、05年、『ナラ・レポート』で芸術選奨文部大臣賞と紫式部文学賞、12年、『黄金の夢の歌』で毎日芸術賞他、数々の文学層を受賞。国際的な評価も高く、これまでに英、仏、独、伊、中、韓、アラビア語をはじめ、様々な言語に翻訳されている。