內容簡介
內容簡介 「文明の裁き」――東京裁判を始めとする対日戦争犯罪裁判を、原告である旧連合国はそう位置づけた。そのなかで、戦犯とされた日本人はいかにして西洋文明という異文明に対峙したのか。膨大な法廷速記録をはじめとする諸史料を丹念に読み解き、「曖昧な答弁で責任追及をはぐらかす日本人戦犯」という丸山眞男流のイメージは誤りだったことを明らかにする。また、西洋側の判事・弁護人にも日本の理解に努めた者がいた。その苦闘の跡から、「文明」の内実を問いなおす。戦犯裁判の実像に迫る研究を積み重ねてきた著者の代表作にして、山本七平賞受賞作。 検察官が「文明の裁き」と位置づけた東京裁判で、日本人戦犯はいかに西洋文明と対峙したのか。膨大な記録から戦犯の実像に迫ってきた著者の代表作。
作者介紹
作者介紹 牛村圭牛村 圭(うしむら・けい):1959年生まれ。国際日本文化研究センター名誉教授。日本文化大學教授。シカゴ大学大学院博士課程修了。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。博士(東京大学)。専攻は比較文学、比較文化論、文明論。著書に『「文明の裁き」をこえて――対日戦犯裁判読解の試み』(中公叢書、2001年、山本七平賞受賞)、『再考「世紀の遺書」と東京裁判――対日戦犯裁判の精神史』(PHP研究所、2004年)、『「勝者の裁き」に向きあって――東京裁判をよみなおす』(ちくま新書、2004年)、『「戦争責任」論の真実――戦後日本の知的怠慢を断ず』(PHP研究所、2006年)、『ストックホルムの旭日――文明としてのオリンピックと明治日本』(中公選書、2021年)など。