內容簡介
內容簡介 私たち、ピョコルンに、全部捨てられるようになりましたよね。性欲を。出産を。育児を。介護を。人生の時間を食いつぶす、あらゆる雑務を。14年前、「リセット」を経験した人類は混乱の最中にあった。しかしラロロリン人の考えた「人間リサイクルシステム」がうまく機能し、やがて社会は再生を迎える。そして49歳になった空子は「クリーンな人」として、美しく優しい世界を生きている。生まれ育った街「クリーン・タウン」の実家に戻り、同級生の白藤遥とその娘・波とともに。ようやく訪れた穏やかな社会の中心には、さらなる変貌を遂げたピョコルンがいた。村田沙耶香渾身の大長編、ここに完結。都合の良い「道具」・ピョコルンを生み出した果てに、人類が到った極地とは――。【著者略歴】村田沙耶香(むらた・さやか)1979年千葉県生まれ。玉川大学文学部芸術文化学科卒。2003年「授乳」で群像新人文学賞(小説部門・優秀作)受賞。2009年『ギンイロノウタ』で野間文芸新人賞、2013年『しろいろの街の、その骨の体温の』で三島賞、2016年「コンビニ人間」で芥川賞受賞。著書に『マウス』『星が吸う水』『ハコブネ』『タダイマトビラ』『殺人出産』『消滅世界』『生命式』『変半身』『丸の内魔法少女ミラクリーナ』『信仰』などがある。 性格のない人間・如月空子。「からっぽ」の彼女の一生と人間社会の終着点を書き上げた全世界注目のディストピア大長編!