內容簡介
內容簡介 「祝祭日」は歴史や社会を映し出す鏡である。祝祭日は、人々の年間の生活サイクルに組みこまれた身近な存在である。何を祝うために設けられ、どのような経緯で始まり、どのような変遷をとげてきたのか。それぞれの祝祭日には歴史があり、それを知ることは、その国の歴史や社会を理解する重要な手がかりとなろう。カナダの場合、全国レベルの祝祭日もあれば、州や地域独自の祝祭日もあり、それらのなかには、移民・先住民・宗教に関するものも少なくない。これらの祝祭日は、英仏の植民地時代を経て大英帝国から自立した歴史、米国とは似て非なる展開をとげてきた歴史、あるいは多民族・多文化社会の歴史などを反映しており、まさにカナダの歴史を映し出す鏡といってよい。本書は、カナダの祝祭日の起源や変遷を通して見えてくる、この国の歴史や社会を詳らかにするものである。
作者介紹
作者介紹 細川道久ほそかわ・みちひさ 1959年生まれ。鹿児島大学教授。歴史学者。専門はカナダ史・イギリス帝国史。東京大学文学部西洋史学科卒、1988年同大学院人文科学研究科博士課程をへて鹿児島大学法文学部助教授、2003年より教授。博士(文学)。著訳書に『一冊でわかるカナダ史』(監修:河出書房新社、2024年)、『ルイ・リエル』(翻訳、チェスター・ブラウン著、彩流社、2021年)、『ニューファンドランド』(彩流社、2017年)、『「白人」支配のカナダ史』(彩流社、2012年)、『駒形丸事件 ちくま新書』(共著、筑摩書房、2021年)『カナダ人権史』(翻訳、クレマン,ドミニク著、明石書店、2018年)、『カナダの歴史を知るための50章』(編著、明石書店、2017年)、『カナダ移民史』(翻訳、ノールズ,ヴァレリー著、明石書店、2014年)、『カナダの自立と北大西洋世界』(刀水書房、2014年)、『コモンウェルスとは何か』(共編著、ミネルヴァ書房、2014年)、『カナダの歴史がわかる25話』(明石書店、2007年)、『カナダ・ナショナリズムとイギリス帝国』(刀水書房、2007年)がある。