內容簡介
內容簡介 労働法の普遍的な理念とは何か、労働法の体系はいかなるものか労働法をめぐる環境が激変するなかで、変わってはならない労働法の基本理念を探求し、その基礎構造を明らかにする、西谷労働法学の到達点。労働法・社会保障法における人間像、労働法学の性格と現状、労働法における「実務と理論」、中小企業における労働法の特徴、を考察した論考も収録。[内容紹介] 私の労働法理論の特徴が基礎理論志向にあることは著作集の「刊行にあたって」でも述べたが、基礎理論そのものに関してまとめて論じたことはなかった。一度は労働法の基礎理論について体系的な本を書いてみたいと考えていたところ、法律文化社の秋山泰社長(当時)から著書執筆の依頼を受けたので、その機会に基礎理論についてまとめてみることにした。二〇一六年の『労働法の基礎構造』がそれである。この本を構成する各章は、一つの章を除いて、ほぼ書き下ろしであった。 本書は、研究者もしくは労働法の基礎理論に関心をもつ者を読者対象として想定して書いたもので、必ずしも実務家のことは考えていなかった。しかし、実際には多くの弁護士の人たちが興味をもって読んだうえで、各章ごとに分担して労働法律旬報誌に書評を書いて下さった。研究者冥利に尽きる思いであった。労働法律旬報誌編集長の古賀一志さんがこの企画を熱心に推進してくれ、この単著の出版元が旬報社かと誤解する人もいたくらいであった。そして、弁護士の方々の書評に対する私の応答が労働法律旬報に掲載されたので、それを本巻に収録した。 本巻では、その他、労働法の基礎理論に関係する論文を収録した。労働法および社会保障法における人間像を考察した二論文、労働法学という学問の性格と現状について書いた小論、労働法における「実務と理論」を検討した論文である。また、あまり論じられることのない中小企業における労働法の特徴に関する論考も本巻に収録した。 原則性と柔軟性の統一を追求する西谷労働法学の基礎理論
作者介紹
作者介紹 西谷敏大阪市立大学名誉教授、法学博士。1943年神戸市生まれ。66年京都大学法学部卒業、71年京都大学大学院法学研究科博士課程単位取得満期退学。71年大阪市立大学法学部助教授、83~2007年同教授、07~10年近畿大学法科大学院教授。01年から奈良県労働委員会公益委員。主な著書に『ドイツ労働法思想史論――集団的労働法における個人・集団・国家』(1987年、日本評論社)、『労働法における個人と集団』(1992年、有斐閣)、『ゆとり社会の条件――日本とドイツの労働者権』(1992年、労働旬報社)、『労働組合法』(1998年、[第2版]2006年、有斐閣)『規制が支える自己決定――労働法的規制システムの再構築』(2004年、法律文化社)、『労働法』(2008年、日本評論社)、『労働契約と法』(編著、2010年、旬報社)ほか多数。