戦国日本を見た中国人 海の物語『日本一鑑』を読む 講談社選書メチエ 788 | 誠品線上

戦国日本を見た中国人 海の物語『日本一鑑』を読む 講談社選書メチエ 788

作者 上田信/著;
出版社 日本出版販売株式会社
商品描述 戦国日本を見た中国人 海の物語『日本一鑑』を読む 講談社選書メチエ 788:,16世紀半ば、戦国時代の日本をルポルタージュした中国人がいた。その後すっかり忘れ去られてい

內容簡介

內容簡介 16世紀半ば、戦国時代の日本をルポルタージュした中国人がいた。その後すっかり忘れ去られていた貴重な記録『日本一鑑』には、いったい何が書かれているのか。明清時代の中国を、ユーラシアの陸と海から大きな視点でとらえた著作で高く評価される著者が、日本の戦国時代を描き直す意欲作。1523年、戦国日本の有力者、大内氏と細川氏が日明貿易をめぐって争い、中国の港町を争乱に巻き込んだ「寧波事件」は明朝に衝撃を与えた。密貿易と倭寇への対策に悩む朝廷の命を受けて、日本の調査のために海を渡ったのが、『日本一鑑』の著者、鄭舜功である。「凶暴、野蛮な倭人」という従来の先入観にとらわれない鄭舜功の視線は日本の武士から庶民におよぶ。生活習慣や日本刀の精神性、切腹の作法、男女の人口比など多岐にわたって、凶暴なるも礼節を重んじ、秩序ある日本社会を描いている。また、日本さらに畿内への詳細な航路の記録は、当時の日本の政治・軍事状況を映し出す。九州の東西どちらを通るのか、瀬戸内航路か太平洋航路か――。しかし、大きな成果をあげて帰国した鄭舜功には、過酷な運命が待っていたのだった。本書によって、日本の戦国時代は、応仁の乱から関ヶ原の合戦へという「陸の物語」ではなく、実は日本からの銀の輸出と海外からの硝石・鉛の輸入を主軸とする「海の物語」であったというイメージが、新たに像を結んでくるだろう。目次はじめに─―忘れられた訪日ルポには何が書かれているのか序 章 中世の日本を俯瞰する第1章 荒ぶる渡海者第2章 明の侠士、海を渡る第3章 凶暴なるも秩序あり第4章 海商と海賊たちの航路終 章 海に終わる戦国時代あとがき 倭寇対策の命を受けて訪日した侠士が目撃したのは、凶暴なるも秩序ある人々の姿だった。海に始まり、海に終わる戦国時代への新視角。

作者介紹

作者介紹 上田信1957年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現在、立教大学文学部教授。専攻は中国社会史。著書に『中国の歴史9 海と帝国』『伝統中国─〈盆地〉〈宗族〉にみる明清時代』『シナ海域 蜃気楼王国の興亡』(以上、講談社)、『貨幣の条件─タカラガイの文明史』(筑摩書房)、『死体は誰のものか─比較文化史の視点から』(ちくま新書)、『人口の中国史─先史時代から一九世紀まで』(岩波新書)ほか。

商品規格

書名 / 戦国日本を見た中国人 海の物語『日本一鑑』を読む 講談社選書メチエ 788
作者 / 上田信 著;
簡介 / 戦国日本を見た中国人 海の物語『日本一鑑』を読む 講談社選書メチエ 788:,16世紀半ば、戦国時代の日本をルポルタージュした中国人がいた。その後すっかり忘れ去られてい
出版社 / 日本出版販売株式会社
ISBN13 / 9784065325742
ISBN10 /
EAN / 9784065325742
誠品26碼 /
裝訂 / P:平裝
頁數 / 248
語言 / 4:日文
級別 / N:無
尺寸 / 18.8X13.1X1.5CM

活動