內容簡介
內容簡介 「概念の職人」の生涯と思想 ミシェル・セールをして「人文科学分野のダーウィン」と言わしめたルネ・ジラール。彼の初期の作品の評判は振るわなかったにもかかわらず、セールはダーウィンの進化論とジラールの模倣論の間に類似関係をみてとり、いち早くジラールの学説を評価している。 本書は、ルネ・ジラールが練り上げた思想を辿り、その展開の必然性を説く。セルバンテス、フローベール、スタンダール、プルースト、ドストエフスキーらの作品に、欲望の三角形を見てとる「欲望論」、ギリシア悲劇やシェイクスピアの作品などから、贄のメカニズムや身代わりの犠牲者を解く「供犠論」、そして贄のメカニズムに終止符を打ち、模倣全体のメカニズムを暴きだす「聖書論」。23歳でアメリカに渡り、文学教師として大学を転々としながらも独自の思想を展開した暴力と宗教的なものの人類学者に迫る。 ジラールが練り上げた「欲望論」「供儀論」「聖書論」といった独自の思想を辿りながら、その展開の必然性を説く。
作者介紹
作者介紹 クリスティーヌ・オルスィニChristine Orsini哲学の教授資格取得者であり、現在、ミメーシス研究会(ARM)副会長兼事務局長。著書に『ルネ・ジラールの思想』(レッツ社、1984年)、共著に『ルネ・ジラールと悪の問題』(グラッセ社、1982年)、『ジラールと西洋哲学』(執筆を担当した章「ジラールとブレーズ・パスカル」、ミシガン大学出版局、近刊)がある。末永絵里子京都大学文学部人文学科(哲学基礎文化学系・宗教学専修)卒業。京都大学大学院文学研究科博士課程(思想文化学専攻・宗教学専修)研究指導認定退学。パリ第10大学博士課程修了(哲学博士号取得)。京都芸術大学ほかで非常勤講師を務める。