內容簡介
內容簡介 奇妙で不思議な美術作品はどうやって誕生し、なぜ忘れられたのか。多くの謎が残る古代の逸品、西欧美術史から零れ落ちた珍品、奇想の作品として著名な傑作、アウトサイダー・アートやモダン・アートの挑戦、そして古代から現代まであまたある痛快な贋作秘話など、疑問だらけの傑作・怪作・珍作・贋作を縦横無尽に語りつくす。収録図版270点以上。賢者の石のつくり方が暗号で記されているという『リプリー・スクロール』、キリスト教の宗教画に登場する犬頭の聖クリストフォロス、南米で誕生した火縄銃で武装する天使、無数の釘が撃ち込まれた像「ミンキシ」、キリスト教では宙に浮く聖人のいくつもの伝説、一方で冒涜を意図した『宗教の雛形』、果物や野菜の寄せ集めで人物を表現したアルチンボルド、死者の戴冠を描いた『1361年のイネス・デ・カストロの戴冠』、妖精画『お伽の樵の入神の一撃』、水中で描く初の画家として一世を風靡したザール・プリチャード、細密肖像画ブームで生まれた、言いようのない味わいがある『火焔に包まれる男』、心霊美術が生み出した、無名の画家たちの多数の作品、彗星のごとく画壇に登場したピエール・ブラッソーの正体……。「本書は、いわば裏の美術史案内であり、仮想の奇画珍画ギャラリーだ。取りあげるのは珍奇で異様な、いまではすっかり忘れられた作品ばかりだが、そのすべてに、作者の人生とその時代を伝える物語がある」──はじめにより 270点以上の豊富な図版で奇想を極めた「美術作品」を紹介。
作者介紹
作者介紹 エドワード・ブルック・ヒッチング英国王立地理学協会フェローにして、不治の域に達した地図偏愛家。BBCの人気クイズ番組「QI」にも携わる。古書店の息子として生まれ、現在もバークシャーでほこりまみれのアンティーク地図と古本の山に囲まれて暮らしている。著者に『世界をまどわせた地図』『世界をおどらせた地図』『宇宙を回す天使、月を飛び回る怪人』『愛書狂の本棚』『地獄遊覧』『キツネ潰し』(日経ナショナル ジオグラフィック)がある。田中久美子美術史家。文星芸術大学学長、教授。東京藝術大学美術学部美術学科卒業、オレゴン州立大学美術史学科修士課程修了、東京藝術大学大学院美術研究科芸術学専攻修士課程修了、同・博士課程後期を単位取得満期退学。専門はフランス中世・近世美術史。主な著書に『フォンテーヌブローの饗宴』(ありな書房)、『世界でもっとも美しい装飾写本』(エムディエヌコーポレーション)、監修・執筆に『ヨーロッパ中世 美術論集2 黙示録の美術』(竹林舎)、監修に『理由がわかれ ばもっと面白い! 西洋絵画の教科書』(ナツメ社)などがある。