內容簡介
內容簡介 世界はどのようにして豊かになったのか?いまだ貧困が世界中に存在するとはいえ、歴史的に見た場合、いま生きている人の大半は200年前に生きていたどんな人間よりも裕福になった。この「経済成長」はどうやって達成されたのだろうか?大きな変化を生み出した産業革命は、なぜ18世紀の英国で始まったのか?それに続いて他のヨーロッパ諸国やアメリカ、日本が発展できたのはなぜか?そして、なぜいまだに貧しいままでいる国や地域が存在するのか?じつは持続的な経済成長に成功した経済圏にはいくつかの前提条件があった。その条件を、地理、政治、文化、宗教、人口動態、植民地などの要因をもとに最新理論を引きつつ検証した、「経済成長」の謎を解くグローバルヒストリー。【推薦の言葉】「この本は、この地球における未来の成長と貧困を懸念している人にとっての必読書だ。」――ダロン・アセモグル(経済学者 『国家はなぜ衰退するのか』著者)〈目次〉はじめに第1章 いつ、なぜ、どのようにして世界は豊かになったのか?第Ⅰ部「世界はどのようにして豊かになったのか?」──この問いをめぐるさまざまな理論 第2章|地理|幸運な地理的条件はあるのか 第3章|制度|経済成長は社会制度しだいか 第4章|文化|人を豊かにする文化、貧しくする文化 第5章|人口|人口動態と経済成長 第6章|植民地|植民地と搾取の問題第Ⅱ部 真っ先に豊かになった国、それに続いた国、そして貧しいままの国──その違いはなぜ生じたのか? 第7章|北西ヨーロッパ|なぜ最初に豊かになれたのか? 第8章|産業革命|なぜオランダではなくイギリスだったのか 第9章|工業化|近代経済にいたる道 第10章|後発国|キャッチアップ型成長の前提条件 第11章 世界は豊かである参考文献〈本書より〉「世界はどのようにして豊かになったのか?──本書が取り組むのはこの問いに対する答えである。ただ、それは決して容易な試みではない。実を言えば、正答をひとつにかぎることができないのはほぼまちがいないからである。--中略-- 本書を読んでもらえばじきにわかるように、ある国を豊かにする万能薬などない事実が明らかになるが、歴史的に見てみると、持続的な経済成長が始まるかたわらには、共通して見られるいくつもの要因が関連している傾向があるのだ。本書の目的とは、これらの要因を明らかにし、こうした要因がどのような場合に経済成長をうながし、あるいは、どのような場合に寄与しないのか、それらについて洞察を示すことにある。」
作者介紹
作者介紹 マーク・コヤマ"マーク・コヤマ(Mark Koyama)ジョージ・メイソン大学経済学部准教授、マーカタス・センター上級研究員。イギリスで誕生、オックスフォード大学で経済学の博士号を取得。専門は経済史。共著に近世ヨーロッパにおける宗教的寛容の台頭と国家の発展を論じたPersecution and Toleration: The Long Road to Religious Freedom(Cambridge University Press, 2019年)がある。"ジャレド・ルービン"ジャレド・ルービン(Jared Rubin)チャップマン大学経済学部教授。専門は経済発展史、宗教学、中東史、制度史。バージニア大学卒業。スタンフォード大学で博士号を取得。政治制度と宗教制度の関係と経済発展におけるそれらの役割に関する研究は多数の主要経済学誌に掲載されている。2017年に刊行されたRulers, Religion, and Riches: Why the West Got Rich and the Middle East Did Not(Cambridge University Press)でLindert-Williamson PrizeおよびDouglass North Best Book Awardを獲得している。"秋山勝秋山 勝(あきやま・まさる)翻訳者。立教大学卒。日本文藝家協会会員。訳書にホワイト『ラザルス』、ミシュラ『怒りの時代』、ローズ『エネルギー400年史』、バートレット『操られる民主主義』(以上、草思社)、ウー『巨大企業の呪い』、ウェルシュ『歴史の逆襲』(以上、 朝日新聞出版)など。