內容簡介
內容簡介 わたしたちは何を信じればいいのか?不信をぬぐい、対立を越えて――激しく揺れ動く社会で求められる知のありかたに9 つの観点から迫っていく危機が訪れればたちまち、さまざまな「専門家」が現れ、種々の「専門知」が入り乱れる。多くの人たちは翻弄され右往左往させられることが世の常となっている。それは新型コロナウイルス禍でいっそう明らかとなった。これまでも起きてきた、これからも起きるだろう。わたしたちは誰を信じればいいのか?何を指針とすればいいのか?科学、テクノロジー、歴史、メディア……多彩な分野から執筆陣を招き、専門知のあり方を問いなおす論考集。求められる知の実体を探り、どのように社会に生かすことができるかを考える。【目次より】◆専門家とは何か――村上陽一郎◆隣の領域に口出しするということ: 専門家のためのリベラルアーツ――藤垣裕子◆科学と「専門家」をめぐる諸概念の歴史――隠岐さや香◆「ネガティブ・リテラシー」の時代へ――佐藤卓己◆ジャーナリストと専門家は協働できるか――瀬川至朗◆リスク時代における行政と専門家: 英国BSE問題から――神里達博◆女子教育と男子教育からみる「教養」と「専門」――佐伯順子◆社会と科学をつなぐ新しい「専門家」――小林傳司◆運動としての専門知: 対話型専門知と2061年の子どもたちのために――鈴木哲也 わたしたちは誰を信じればいいのか? 激しく揺れ動く社会で求められる知のありかたに、9 つの観点から迫っていく論考集。
作者介紹
作者介紹 村上陽一郎1936年東京生まれ。科学史家、科学哲学者。東京大学教養学部卒業、同大学大学院人文科学研究科博士課程修了。東京大学教養学部教授、同先端科学技術研究センター長、国際基督教大学教養学部教授、東洋英和女学院大学学長などを歴任。東京大学名誉教授、国際基督教大学名誉教授。『ペスト大流行』『コロナ後の世界を生きる』(ともに岩波新書)、『科学の現代を問う』(講談社現代新書)、『あらためて教養とは』(新潮文庫)、『人間にとって科学とは何か』(新潮選書)、『死ねない時代の哲学』(文春新書)など著書多数。藤垣裕子1962年、東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授。東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻博士課程修了。東京大学助手、科学技術庁科学技術政策研究所主任研究官、東京大学大学院総合文化研究科広域システム科学系助教授を経て、2010年、同教授。2013年、東京大学総長補佐。2015~2016年より東京大学大学院総合文化研究科副研究科長・教養学部副学部長。2021年~東京大学理事・副学長。学術博士。著書に『科学者の社会的責任』(岩波科学ライブラリー)、共著に『東大教授が考えるあたらしい教養』(幻冬舎新書)など。隠岐さや香1975年、東京生まれ。広島大学准教授、名古屋大学教授を経て、東京大学大学院教育学研究科教授。東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学。博士(学術)。専門は科学史。日本学術会議連携会員。著書に『科学アカデミーと「有用な科学」―フォントネルの夢からコンドルセのユートピアへ』(名古屋大学出版会 [第33回サントリー学芸賞受賞])、『文系と理系はなぜ分かれたのか』(星海社新書)など。