內容簡介
內容簡介 フォーク(人々)あるところにかならずロア(物語)ありそれを見聞きし、記し、読み解きみずからの発見 表現とするには?フォークロアとは、フォーク(人々、ある集団)と、ロア(伝統的な知識や物語)を合わせた造語である。今やレトロなことばとなったフォークロア。しかし、伝統をただ重んじるのではなく、過去からあるものに意味を見出し、今を豊かにしようというまなざしがその根底にある。なぜか懐かしくて理想的。ロマンチックだけど、ちょっぴり怖くて蠱惑的。そんなフォークロアを引き受けながら、みずからの表現を模索する旅に出よう。[もくじ]はじめに[フォークロアの三つの顔] ノスタルジア(郷愁)―フォークロアはなぜ懐かしいか ファンタジー(幻想)―フォークロアはなぜちょっと怖いか フォーク・カルチャー(民俗文化)―フォークロアからどう生活を理解するか [わたしたちのなかのフォークロア] 人体模型に見る身体観 意匠の日本らしさ・地域らしさ 自文化を探求し実践する 生活を取り巻く道具ともの 怪異とフォークロアの文学 大災害を伝承する文学 概念をかたちにすることばと造形[これからの時代のフォークロア] フォークロアはものに宿る 誰にも開かれた問いと表現あとがき各章を深める一冊各節の関連論文 フォークロアは、フォーク(人々)とロア(伝統的な知識や物語)の造語である。過去を見つめ、今を豊かにする、それこそが民俗学だ。
作者介紹
作者介紹 加藤幸治1973年、静岡県浜松市生まれ。武蔵野美術大学教養文化・学芸員課程教授、東京大学教養学部非常勤講師。和歌山県立紀伊風土記の丘学芸員(民俗担当)、東北学院大学文学部歴史学科教授(同大学博物館学芸員兼任)を経て、2019年より現職。博士(文学)。専門は民俗学、博物館学。近著に『民俗学 ヴァナキュラー編―人と出会い、問いを立てる』(武蔵野美術大学出版局、2021年)、『津波とクジラとペンギンと―東日本大震災10年、牡鹿半島・鮎川の地域文化』(社会評論社、2021年)、『渋沢敬三とアチック・ミューゼアム―知の共鳴が創り上げた人文学の理想郷』(勉誠出版、2020年)、『文化遺産シェア時代―価値を深掘る〝ずらし〟の視角』(社会評論社、2018年)、『復興キュレーション―語りのオーナーシップで作り伝える〝くじらまち〟』(社会評論社、2017年)ほかがある。