內容簡介
內容簡介 森友学園、加計学園、陸上自衛隊PKO部隊日誌隠蔽……。公文書問題の第一人者がその核心を衝き、根底にある病根をえぐり出す。 はじめに──理念なき公文書管理第Ⅰ部 噴出した公文書問題1 森友学園問題が浮かび上がらせたもの情報公開請求が端緒 文書の改ざん発覚 公文書の管理を規定した法律管理簿に載らない「保存期間一年未満文書」 会計検査院の検査で疑惑強まる一四の決裁文書、三〇〇カ所を改ざん 国有財産地方審議会で質問噴出交渉経過を記した内部文書2 加計学園問題の核心「取扱注意」と記された文書 「四条件」を満たしていない計画?前回調査から一転し、存在認める 矛盾だらけ、文科省と内閣府の調査結果「正確性」のパラドックス3 陸上自衛隊PKO部隊日報問題「誤った判断が繰り返された」 「行政文書」と私的なメモ 特別防衛監察の概要開示請求の内容 監察結果 「不存在」と強弁 文民統制は守られているか捻じ曲がる情報の取扱い第Ⅱ部 公文書管理をめぐって1 行政文書ガイドライン改正「保存期間一年未満文書」の扱いは 役人にとって都合の悪い文書とは何か2 公文書管理法制定の経緯「中国、韓国に後れ取る日本」 時と人を得て成立した公文書管理法強い信念で臨んだ公文書管理担当相 キーワードは「時を貫く」公文書管理法とは 情報公開法と公文書管理法は車の両輪 情報のフローとストック3 公文書管理法の成果と課題低迷する移管率 国民には見分けがつかない「公文書」の区分け総理大臣の記録が散在する日本 米国NARAが管轄する大統領図書館ウォーターゲート事件 欠かせない三権分立の視点 国立公文書館の位置づけ「三〇年原則」を具体化すべき 包括的な文書管理が必要4 公文書管理の「明日」に向けて「公文書散逸防止に関する建議」 国立公文書館の設置 国立公文書館新館の建設公文書管理推進議員懇話会 議員連盟の発足 デジタル文書の保存法どこまでが公文書館の範囲か 多様な記録を残す英国 日本でも収集対象に広がり知られざる戦前の海外地図、外邦図第Ⅲ部 歴史資料をいかに保存するか1 満蒙開拓団の記録満蒙開拓平和記念館 夢を描いて満州へ 司令塔を失い、迷走した移民政策一〇〇万戸の移住計画 安住の地ではなかった故郷 建設資金確保に奔走高まる社会からの関心 歴史を検証する役割を担う2 知られざる戦争の記録戦没した船と海員の資料館 戦没船は海の墓標 生き残った船員たちが集めた記録実数さえ不明の徴用小型船 “手当たり次第”に近かった徴用の実態一九三〇年代後半から戦争に備えていた米国 戦争アーカイブ3 震災の記録と継承ボランティアによる歴史資料の救出 「在野のアーキビスト」 歴史資料を地域に活用阪神・淡路から全国へ ライブラリアン・ネットワークと震災文庫震災関連資料と救済被災資料 資料を基盤にした新