內容簡介
內容簡介 天使と堕天使。ユダヤ教やキリスト教、イスラム教の聖典や伝承から生まれたこの存在は、非常に多くの物語を生んできた。またそうした宗教を離れて、天使は清らかさを、堕天使は穢れを象徴する存在として、今もなおそのイメージは人々に想像力を与えている。人は、聖なる使者によって浄化されたいのだろうか、または、穢れにまみれた堕天使に共感を覚えるのだろうか。ある意味いま、われわれは、閉塞したこの現実から救い出してくれることを天使や堕天使に託しているのかもしれない。天使 堕天使から発したさまざまな想像力を渉猟してみよう。 ■三浦悦子の世界〈11〉[無題]■村田兼一〜天使は、女性の受難を見守る死の影■ホシノリコ〜天上に向けられた静かな祈り■祝福●写真・縛り=Hajime Kinoko、童話=井上文、モデル=諌見友風■四方山幻影話37●写真=堀江ケニー、モデル=十三花■Melon 髙橋 恵〜オーラをまとった天使の猫■堕天使の恍惚〜『ベルリン・天使の詩』『罪の天使たち』『花のようなエレ』などの映画と天使の親和性●浦野玲子■パトリック・ボカノウスキー『天使』がいたころ〜天使論と八〇年代日本●高槻真樹■天使と日本人〜カルト・オカルトブームの視点から●梟木■八百万の天使たち、または、「ベヨネッタ」で天使を倒す快感●本橋牛乳■『ベルリン・天使の詩』から読み解く「歴史の天使」について●並木誠■天使〈ちょっきりピンちゃん〉の思い出●友成純一■天使と堕天使、全能のパラドックス●べんいせい■イスラムの堕天使たち●仁木稔■「天使の玉ちゃん」と〈失われた子供時代〉●松本寛大■天使の俗物図鑑〜酒乱で淫乱でものぐさな、天からの使い●日原雄一■何処までも天使は愛のために彷徨う〜『デビルマン』飛鳥了 サタンについて私が語れる二、三の事柄●三浦沙良■熊楠の天使 天子と男色〜乱歩、準一、足穂●志賀信夫■こやまけんいち絵本館34〜天使と堕天使●こやまけんいち■《コミック》 DARK ALICE 27. グレタ●eat■《小説》 おじいさんとペンキ●最合のぼる■Trompe-l'œil 来世●ごとうゆりか■一コマ漫画●岸田尚■Review◎ミルトン「失楽園」●梟木◎貴志祐介「天使の囀り」●阿澄森羅◎トルーマン・カポーティ「ミリアム」●西牧徹◎デヴィッド・アーモンド「ポケットのなかの天使」●岡和田晃◎岡田温司「天使とは何か」●市川純◎古屋兎丸「天使のフェラチオ」●日原雄一◎山岸凉子「幻想曲」●三浦沙良◎後深草院二条著、次田香澄全訳注「とはずがたり」●待兼音二郎◎グレゴリー・ワイデン監督「ゴッド・アーミー 悪の天使」●さえ ほか■辛しみと優しみ34●人形・文=与偶■立体画家 はが いちようの世界22〜ただいま制作中●はが いちよう■書物の百物語《九》死の国としてのアトランティス●樋口ヒロユキ■TH RECOMMENDATION◎【特別寄稿】中国高度経済成長に取り残された「底層」を描き続けて〜ジャ・ジャンクー(賈樟柯)監督の映画を回顧する●藤井省三◎〈アジアフォーカス2018〉レポート〜市井の人々の心の襞に分け入る多様な作品に出会った●友成純一◎シミュレーションによって算出された「この世ならぬ場所」のままならなさ〜佐藤大輔『遙かなる星1〜3』●岡和田