內容簡介
內容簡介 青山学院大学や國學院大學で長く教鞭をとってきた、新倉修先生の古稀を祝う論文集。 新倉先生の業績は、刑法や刑事訴訟法のいわゆる解釈学は言うに及ばず、少年法、司法問題、刑事政策、フランス法、国際刑事法、さらには、国際問題、平和問題等、実に広範囲に及び、現存する刑事法学者の中でも、文字通り、「全刑法学」研究者と呼ぶにふさわしい随一の存在であると言っても過言ではない。 このような新倉先生の関心事を反映して、この論文集でも様々な分野の研究者・実務家が、それぞれの最先端の議論を展開している。 献呈の言葉忖度土壌の法 解釈・適用・立法――日本の三権 五十嵐二葉刑法解釈における要件思考法についての一考察 関哲夫敵刑法についての序論的考察 中村悠人正当防衛における第三者侵害 甘利航司「実行の着手」の規範論的構造――最高裁平成30年判決をめぐって 高橋則夫不能犯論――客観的危険説を基点とした多元的不能犯論 中野正剛国際刑法における幇助犯成立要件・概観 小野上真也わいせつ物頒布等罪の再構成――人権の観点から見直すわいせつ物規制の基本に関する一考察 岡上雅美有形偽造についての原理的・総論的検討 酒井安行未決拘禁と身体不拘束の原則 安部祥太公訴時効廃止の遡及適用について 山下幸夫自己の供述を内容とする供述と伝聞法則 後藤昭死刑量刑手続と「残虐な刑罰の禁止」条項――日本における死刑量刑手続について(続) 四宮啓裁判官と裁判員との役割分担に関する一考察――アメリカ証拠法における裁判官の予備的事実調査手続の研究 岡田悦典変革期の自由刑における刑務作業の意義 本庄武刑事施設医療の改革と行刑の二つのパラダイム 赤池一将日本における死刑制度の廃止について 小川原優之死刑と正義――死刑制度から法と社会変動を展望する共益的正義の可能性について 鄭裕靜欧州人権条約3条と終身刑 田鎖麻衣子犯罪をした人が「立ち直りやすい地域」をめぐる試論 高橋有紀明治期における社会刑罰権論 安藤泰子国際刑事法における基本原理――国際刑事司法と罪刑法定主義 竹村仁美人道に対する犯罪 東澤靖若年者事件における検察官の権限とその限界――「若年者に対する新たな処分」の検討を中心として 山口直也保護処分の要件たる要保護性について――上位規範に照らした再検討を通して 岡田行雄フランス少年司法における権利保障 吉中信人新倉修先生履歴・主要業績(2019年8月15日現在)執筆者一覧