內容簡介
內容簡介 巻き貝ひとつもらっちゃった。中で 君に歌ってくれるよすてきなこと いっぱい。僕の心は水でいっぱい(ガルシア・ロルカ「巻き貝」より。訳・平井うらら)詩集『ジプシー歌集』、戯曲『血の婚礼』などで知られる、スペインを代表する詩人であり劇作家・ガルシア・ロルカ。彼の故郷、世界遺産アルハンブラ宮殿のあるグラナダは、イスラム教徒、キリスト教徒、ユダヤ教徒、ヒターノと呼ばれるロマといった多宗教・多文化の人々が息づく美しい街――。すべての人に教育と自由・平等を、と世界一民主的な憲法を掲げたスペイン第二共和制、スペインが理想にあふれていた時代。ロルカは詩やお芝居、得意の音楽などの分野でそのゆたかなイメージをうたいあげ、貧しい人、女性、ロマといった「ちいさな存在」に寄り添い、芸術の力で勇気づけようとしました。しかしそんなロルカは、スペイン内戦が勃発して間もなく、ファシスト勢力によって拉致され、暗殺されてしまいます。ロルカ研究の第一人者のイアン・ギブソンと、絵本の原画で世界で高く評価されているハビエル・サバラが、ロルカの生涯を美しい絵本につくり上げました!日本版には、スペイン語原文を併記。また、著者のイアン・ギブソン氏によるオリジナル・メッセージ「日本の子どもたちへ」を収録(スペイン語原文も併載)。さらに、「ロルカミニ事典」(写真多数)を付し、ロルカ入門としても、またスペイン語学習のための読み物としても好適です。訳者の平井うららさんによれば、「ロルカの詩は、読まれるものではなく、歌われるもの」。ぜひスペイン語の音の響きをも楽しみながら、ロルカの美しくも楽しく、ゆたかな詩の源泉に思いを寄せてください。【小学5年以上の学習漢字にルビをふっています。】 ちいさな存在を豊かなイメージにうたい、スペイン市民戦争で右派に殺されたロルカの生涯を描く絵本。西語原文併記。付録ミニ事典他。