內容簡介
內容簡介 「歴史的名著を、再現可能な実験の写真や図解で抄訳。 目に見えるもの、見えないものをどう考えるか?歴史的名著を“今までになく”わかりやすくした本1860年の暮れ、イギリス・ロンドンにある王立研究所の一角に、たくさんの少年少女、そして大人たちが集まりました。ある人の登場を今か今かと待っています。その人は当時69歳だったマイケル・ファラデー。「もしもファラデーの時代にノーベル賞があったなら、彼は少なくとも6回受賞していただろう」と言われるほど、多くの業績を上げた化学・物理学者です。やがて現れた偉大な科学者は、1本のロウソクを手に、優しく、そして楽しげに語り始めました……。 この講演、“The Chemical History of a Candle”は書籍にまとめられ、日本でも『ロウソクの科学』としてベストセラーになりました。産業革命によって大きく時代が動いた当時と同じように、現代にも通じる知恵がつまった歴史的名著です。本書では、今までの国内翻訳書にはない、再現可能な実験の写真や図解を掲載し、完訳ではなく抄訳によって、話の流れをわかりやすくしています。 話中では、「ロウソクはなぜ燃えるのか?」「燃えている間、何が起きているのか?」という謎が解き明かされる過程で、空気や水、金属、生物といった、この世界を形作るものの仕組み、美しさもつまびらかにされていきます。化学や物理の知識が得られるだけでなく、面白い実験やエピソードを楽しみながら、科学的な思考法に触れられる1冊です。
作者介紹
作者介紹 尾嶋好美筑波大学GFESTコーディネータ。東京都生まれ。北海道大学農学部畜産科学科卒業、同大学院修了。筑波大学生命環境科学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(学術)。筑波大学にて、科学に強い関心を持つ小中高校生のための科学教育プログラムを10年間にわたって企画・運営。現在は「科学実験を通して、論理的思考力や自主性が養われる」という考えのもと、親子向け科学実験教室も実施している。著書は『「食べられる」科学実験セレクション』『家族で楽しむおもしろ科学実験』(サイエンス・アイ新書)など。白川英樹筑波大学名誉教授。1936年、東京府(現・東京都)生まれ。小学校から高校卒業までを飛騨高山で過ごす。東京工業大学理工学部化学工学科卒業、同学大学院理工学研究科博士課程修了。工学博士。東京工業大学資源化学研究所助手、ペンシルベニア大学博士研究員、筑波大学助教授、同教授をへて、同学を定年退官。2000年、「導電性ポリマーの発見と開発」により、アラン・マグダイアミッド、アラン・ヒーガー両教授とともにノーベル化学賞を受賞。現在は子どもを含めた後進の育成に励んでいる。