內容簡介
內容簡介 私たちはまだ連帯できる――ほんとうの敵は資本主義だ1%の富裕層ではなく、「99%の私たち」のために、性差別・人種主義・環境破壊のない社会を。いまや世界中に拡がる女性たちの運動とも共鳴しながら、研究の第一線でも活躍するジェンダー学者たちが、性の抑圧をもたらす現代資本主義の終焉を呼びかける。分断を正確に認識することで、私たちはまだ連帯できる。「99%のためのフェミニズムは反資本主義をうたう不断のフェミニズムである――平等を勝ち取らないかぎり同等では満足せず、公正を勝ち取らないかぎり空虚な法的権利には満足せず、個人の自由がすべての人々の自由と共にあることが確証されないかぎり、私たちは決して既存の民主主義には満足しない」(本文より)。◎目次1 新たなフェミニズムの波がストライキを再構成する2 リベラル・フェミニズムは崩壊した──私たちは前に進まなければならない3 私たちには反資本主義のフェミニズムが必要だ──99%のためのフェミニズム4 私たちは社会全体の危機のさなかを生きている──そしてその根源は資本主義にある5 資本主義社会におけるジェンダー的抑圧は、社会的再生産が利益目的の生産に従属していることに根ざしている──私たちはその順番を正しくひっくり返したい6 ジェンダーに基づく暴力には多くの形があり、そのすべては資本主義と複雑に絡みあっている──私たちはそれらすべてと闘うことを誓う7 資本主義はセクシュアリティを規制しようとする──私たちはそれを解放したい8 資本主義は人種主義的・植民地主義的暴力から生まれた──99%のためのフェミニズムは、反人種主義かつ反帝国主義である9 資本による地球の破壊から脱するために闘う──99%のためのフェミニズムはエコ社会主義である10 資本主義は本物の民主主義や平和と両立しない──私たちの答えはフェミニスト的な国際主義である11 99%のためのフェミニズムはすべてのラディカルな運動に反資本主義の反乱を呼びかける 1%の富裕層ではなく、「99%の私たち」のために、性差別・人種主義・環境破壊のない社会を。
作者介紹
作者介紹 シンジア・アルッザシンジア・アルッザ Cinzia Arruzza ニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチ(the New School for Social Research)哲学科准教授。著書にA Wolf in the City: Tyranny and the Tyrant in Plato's Republic (2018, Oxford University Press)など。ティティ・バタチャーリャティティ・バタチャーリャ Tithi Bhattacharya パデュー大学歴史学准教授。専攻は南アジア史。著書にThe Sentinels Of Culture: Class, Education, And The Colonial Intellectual In Bengal (2005, Oxford University Press)など。ナンシー・フレイザーナンシー・フレイザー Nancy Fraser ニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチ(the New School for Social Research)政治・社会科学科教授。翻訳書は向山恭一訳『正義の秤――グローバル化する世界で政治空間を再想像すること』(2012年、法政大学出版局)、共著に『再配分か承認か?――政治・哲学論争』(2012年、加藤泰史監訳、法政大学出版局)など。