內容簡介
內容簡介 「国策手段としての戦争を放棄する」――1928年パリで調印され,世界史上はじめて国家間の戦争が否定された叡知の結晶「不戦条約」.日本国憲法9条の淵源ともされるこの記念碑的な国際条約の成立過程に迫り,米・仏そして日本など関係各国の交錯の立体的な描写を通じて,その全体像を明らかにする. はしがき――問題の所在第一章 国際連盟と集団安全保障の原則 軍縮をめぐる構図 エッシャー・プランと一般相互援助条約 ジュネーブ平和議定書の挫折第二章 ブリアン「戦争違法化」提案の背景 ロカルノ条約とドイツの国際連盟加盟 軍縮と安全保障をめぐるフランスとアメリカの対立 「戦争違法化」の二つの潮流 ブリアン「戦争違法化」の呼びかけ――1927年4月6日第三章 フランス・アメリカ恒久友好条約案とその反響 条約提示前の「私設外交」 フランスによる米仏恒久友好条約案の提示 ブリアン提案の反響 アメリカ政府の方針 1927年9月の国際連盟総会決議 二つの上院決議案第四章 アメリカ案(多国間戦争放棄条約)の形成 クローデル=キャッスル会談 多国間「戦争放棄」条約案の成立 フランス,多国間条約提案を受諾第五章 不戦条約の成立 アメリカ側不戦条約案とフランスの対案 ケロッグ国務長官による連盟規約の「公定解釈」 主要国の対応 日本の受諾回答――「自衛権」と対中国政策について 最終条約案の成立第六章 不戦条約と日本の東アジア外交――内田康哉特使の列強との交渉 中国国民政府の国権回収外交と列国の対応 内田渡欧前の英仏との折衝 英国首脳との会談 米国首脳との会談第七章 「人民の名において」――不戦条約批准をめぐる経緯 調印前のアメリカとの交渉 「人民の名において」をめぐる国内論争の勃発 美濃部達吉 不戦条約と天皇機関説 帝国議会での討論 解釈宣言と枢密院での審議 アメリカにおける批准の経緯結 論 不戦条約と戦後世界 不戦条約とは何であったのか 第二次世界大戦後アメリカの選択 核軍縮をめぐる問題 戦後日本の原点The Kellogg-Briand Pact:The Origin of Postwar JapanMasahiko MAKINO