メルロ=ポンティ 講談社学術文庫 2630(文庫) | 誠品線上

メルロ=ポンティ 講談社学術文庫 2630(文庫)

作者 鷲田清一/著;
出版社 日本出版販売株式会社
商品描述 メルロ=ポンティ 講談社学術文庫 2630(文庫):本書は、現象学を前人未踏の域に導いたフランスの哲学者モーリス・メルロ=ポンティ(1908-61年)の生涯と主要著作をていねいに

內容簡介

內容簡介 本書は、現象学を前人未踏の域に導いたフランスの哲学者モーリス・メルロ=ポンティ(1908-61年)の生涯と主要著作をていねいにたどる至高の概説書です。『モードの迷宮』(サントリー学芸賞)や『「聴く」ことの力』(桑原武夫学芸賞)など、多くの支持を得てきた著者が、みずからの出発点にある哲学者と真摯に向き合い、全力で格闘した稀有なドキュメントがここにはあります。フランス西部のロシュフォールで生まれたメルロ=ポンティは、高等師範学校でサルトルやボーヴォワールと知り合い、そしてフッサールの現象学と出会いました。初めての著作が『行動の構造』(1942年)と題されたように、メルロ=ポンティは「生活世界」に注目した後期フッサールを引き継ぐとともに、その中心に身体をもつ人間を据えることで独自の道を歩み始めます。その最大の成果が主著『知覚の現象学』(1945年)です。戦後はリヨン大学で教鞭を執ったあと、1949年にはソルボンヌの教授、そして1952年には異例の若さでコレージュ・ド・フランスの教授となったメルロ=ポンティは、サルトルとの共同編集で『レ・タン・モデルヌ(現代)』誌を発刊し、『ヒューマニズムとテロル』(1947年)などでマルクス主義に関する考察を続けることで現実と向き合いました。さらにサルトルの実存主義、ソシュールの言語学を取り入れたメルロ=ポンティは、1960年代にはさらなる高みに到達し、『シーニュ』(1960年)を発表しましたが、翌年、惜しまれながら急逝します。残された遺稿は『見えるものと見えないもの』(1964年)や『世界の散文』(1969年)として公刊されました。これら燦然と輝く著作の数々を激動する時代の中で繰り広げられた生涯に位置づけつつ精緻に考察していく本書は、まさに著者の「主著」と呼ぶべきものです。このたび学術文庫版として新たな装いをまとうことで、永遠の生命を得ることでしょう。[本書の内容]まえがきプロローグ 現象学の地平へ第一章 構 造――〈行動〉の研究第二章 運 動――〈身体〉の現象学第三章 スティル――〈変換〉の現象学第四章 偏 差――〈隔たり〉の現象学第五章 可逆性――〈肉〉の存在論エピローグ 現象学の臨界点主要著作ダイジェストキーワード解説読書案内あとがき学術文庫版あとがきメルロ=ポンティ略年譜 独自の哲学を創造し、惜しまれながら急逝した稀有の哲学者。その生涯と全主要著作を精緻にたどる決定版概説書、学術文庫に登場!

作者介紹

作者介紹 鷲田清一1949年、京都府生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得。大阪大学総長、京都市立芸術大学理事長・学長を歴任し、現在、せんだいメディアテーク館長、サントリー文化財団副理事長。専門は、臨床哲学・倫理学。主な著書に、『現象学の視線』、『顔の現象学』、『だれのための仕事』、『〈弱さ〉のちから』、『京都の平熱』(以上、講談社学術文庫)、『モードの迷宮』(サントリー学芸賞)、『「聴く」ことの力』(桑原武夫学芸賞)ほか多数。

商品規格

書名 / メルロ=ポンティ 講談社学術文庫 2630(文庫)
作者 / 鷲田清一 著;
簡介 / メルロ=ポンティ 講談社学術文庫 2630(文庫):本書は、現象学を前人未踏の域に導いたフランスの哲学者モーリス・メルロ=ポンティ(1908-61年)の生涯と主要著作をていねいに
出版社 / 日本出版販売株式会社
ISBN13 / 9784065212608
ISBN10 /
EAN / 9784065212608
誠品26碼 /
裝訂 / P:平裝
頁數 / 352
語言 / 4:日文
級別 / N:無
尺寸 / 15.0X10.8X1.8CM

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