「カッコいい」とは何か 講談社現代新書 2529 | 誠品線上

「カッコいい」とは何か 講談社現代新書 2529

作者 平野啓一郎/著;
出版社 日本出版販売株式会社
商品描述 「カッコいい」とは何か 講談社現代新書 2529:本書は、「カッコいい」男、「カッコいい」女になるための具体的な指南書ではない。そうではなく、「カッコいい」という概念

內容簡介

內容簡介 本書は、「カッコいい」男、「カッコいい」女になるための具体的な指南書ではない。そうではなく、「カッコいい」という概念は、そもそも何なのかを知ることを目的としている。「カッコいい」は、民主主義と資本主義とが組み合わされた世界で、動員と消費に巨大な力を発揮してきた。端的に言って、「カッコいい」とは何かがわからなければ、私たちは、20世紀後半の文化現象を理解することが出来ないのである。誰もが、「カッコいい」とはどういうことなのかを、自明なほどによく知っている。ところが、複数の人間で、それじゃあ何が、また誰が「カッコいい」のかと議論し出すと、容易には合意に至らず、時にはケンカにさえなってしまう。一体、「カッコいい」とは、何なのか?私は子供の頃から、いつ誰に教えられたというわけでもなく、「カッコいい」存在に憧れてきたし、その体験は、私の人格形成に多大な影響を及ぼしている。にも拘らず、このそもそもの問いに真正面から答えてくれる本には、残念ながら、これまで出会ったことがない。そのことが、「私とは何か?」というアイデンティティを巡る問いに、一つの大きな穴を空けている。更に、自分の問題として気になるというだけでなく、21世紀を迎えた私たちの社会は、この「カッコいい」という20世紀後半を支配した価値を明確に言語化できておらず、その可能性と問題が見極められていないが故に、一種の混乱と停滞に陥っているように見えるのである。そんなわけで、私は、一見単純で、わかりきったことのようでありながら、極めて複雑なこの概念のために、本書を執筆することにした。これは、現代という時代を生きる人間を考える上でも、不可避の仕事と思われた。なぜなら、凡そ、「カッコいい」という価値観と無関係に生きている人間は、今日、一人もいないからである。「カッコいい」について考えることは、即ち、いかに生きるべきかを考えることである。――「はじめに」より【目次】第1章 「カッコいい」という日本語第2章 趣味は人それぞれか?第3章 「しびれる」という体感第4章 「カッコ悪い」ことの不安第5章 表面的か、実質的か第6章 アトランティック・クロッシング!第7章 ダンディズム第8章 「キリストに倣いて」以降第9章 それは「男の美学」なのか?第10章 「カッコいい」のこれから 20世紀後半の文化現象は「カッコいい」を通じて初めて理解できる。それについて考えることは、いかに生きるべきかを考えることだ!

作者介紹

作者介紹 平野啓一郎ひらの・けいいちろう 1975年、愛知県蒲郡市生まれ。北九州市出身。小説家。京都大学法学部卒業。1999年、在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。以後、数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されている。著書に、小説『葬送』、『滴り落ちる時計たちの波紋』、『決壊』(芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞)、『ドーン』(ドゥマゴ文学賞受賞)、『かたちだけの愛』、『空白を満たしなさい』、『透明な迷宮』、『マチネの終わりに』(渡辺淳一文学賞受賞)、『ある男』(読売文学賞受賞)、エッセイ・対談集に『私とは何か 「個人」から「分人」へ』、『「生命力」の行方~変わりゆく世界と分人主義』『考える葦』などがある。

商品規格

書名 / 「カッコいい」とは何か 講談社現代新書 2529
作者 / 平野啓一郎 著;
簡介 / 「カッコいい」とは何か 講談社現代新書 2529:本書は、「カッコいい」男、「カッコいい」女になるための具体的な指南書ではない。そうではなく、「カッコいい」という概念
出版社 / 日本出版販売株式会社
ISBN13 / 9784065170489
ISBN10 /
EAN / 9784065170489
誠品26碼 /
語言 / 4:日文
級別 / N:無
頁數 / 480
頁數 / 477
裝訂 / P:平裝
尺寸 / 17.4X10.8X2.2CM

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