內容簡介
內容簡介 本書は、世界史的視野の中で再検討が迫られる漢王朝のイメージを、前漢から唐までの時間軸と、中国を中心とする空間軸から把握することを目的とする。漢王朝は中国史上のモデル・規範とされた点において、ヨーロッパにおける古代ローマと並び称される存在であるが、後世における漢王朝像を解明しなければ、なぜ中国史上で漢王朝がモデルとなったのかを知ることができない。本書では、各時代における漢王朝像を検討することで、中国史上において漢王朝がどのように認識され、規範化されていったのかを明らかにしていく。 まえがき 岡田和一郎第一章 集団から帝国へ――前漢 福永善隆 コラム 劉邦の伝承とその影響第二章 懐旧と称揚の狭間――後漢 渡邉将智 コラム 孫呉から見た「漢」制第三章 「漢」を継ぐもの――三国西晋における「漢」 永田拓治 コラム 「漢」的時間の継承――時の支配第四章 漢との距離感――五胡十六国 小野響 コラム 蜀漢という漢――劉淵と劉曜から見た漢帝国第五章 漢から周へ――東晋南朝 戸川貴行 コラム 天下の中心の測り方第六章 儀表としての漢――北魏の領域と漢の領域 堀内淳一 コラム 北魏と南朝の元号第七章 漢王朝へのまなざし――唐王朝における先行王朝と故事 岡田和一郎 コラム 内から見た「漢」、外から見た「漢」本書で登場する主な漢籍の解説 堀内淳一あとがき 永田拓治