內容簡介
內容簡介 大好評シリーズ「アルケミスト双書」から『闇の西洋絵画史』篇が登場!西洋美術の「闇」の側面を浮かび上がらせる、妖しくも美しい西洋絵画史シリーズ(フルカラー)。著者は編集者で評論家の〈山田五郎〉。■著者・山田五郎より西洋絵画には、教科書には載せられない「影の名画」もあれば、逆によく見る名画に「影の意味」が隠されていることもあります。けれども、今日の感覚では不健全と思える表現や寓意も、描かれた背景を知れば納得でき、見え方が変わってくるはずです。西洋絵画の本質は、その最大の特徴である陰影法と同様に、光のあたる表面だけではなく闇の側面も見ることで、はじめて立体的に浮かび上がってくるのではないでしょうか。■本シリーズの特徴・1冊1テーマを詳説・類をみないユニークな切り口・1冊あたり約70作品を掲載・コンパクトで瀟洒な造本・本物の美術の教養に・ゲームや漫画他、創作のための資料としても■シリーズ*第1期:【黒の闇】篇〈1〉悪魔〈2〉魔性〈3〉怪物〈4〉髑髏〈5〉横死*第2期:【白の闇】篇〈6〉天使〈7〉美童〈8〉聖獣〈9〉楼閣〈10〉殉教■まえがき(〈4〉髑髏)キリスト教にも、仏教の五蘊皆空(ごうんかいくう)によく似た教えがあります。旧約聖書『コヘレトの言葉』(伝道の書)にいう、「omnia vanitas〔オムニア・ウァーニタース〕(すべては空しい)」。古代ローマで凱旋将軍に対して「勝って兜の緒を締めよ」の意味でいわれた「memento mori〔メメント・モリ〕(死を想え)」も、キリスト教社会では地上の栄華や快楽に溺れることを戒める言葉となりました。仏教でいえば盛者必衰の教えです。「ヴァニタス」や「メメント・モリ」を寓意する絵画に死の象徴として髑髏や骸骨が描かれたのも、仏画における「野晒し」と同じです。ただし西洋絵画の表現は、よりリアル。存在感あふれる髑髏が伝える教訓の真の意味を読み解いていきましょう。 「アルケミスト双書」から『闇の西洋絵画史』篇が登場!第4巻『髑髏』。山田五郎が古今の名画で綴る妖しくも美しい西洋絵画史。
作者介紹
作者介紹 山田五郎山田五郎(やまだ・ごろう)1958年、東京都生まれ。編集者・評論家。東京国立博物館評議員。AHS(英国古時計協会)会員。上智大学文学部在学中にオーストリア・ザルツブルク大学に1年間遊学し、西洋美術史を学ぶ。卒業後、講談社に入社。『Hot-Dog PRESS』編集長、総合編纂局担当部長等を経てフリーに。現在は時計、西洋美術、街づくりなど幅広い分野で講演、執筆活動を続けている。『ぶらぶら美術・博物館』(BS日テレ)、『出没! アド街ック天国』(テレビ東京)など、テレビ・ラジオの出演も多い。主な著書に『知識ゼロからの西洋絵画入門』『知識ゼロからの西洋絵画史入門』『知識ゼロからの西洋絵画 困った巨匠対決』『知識ゼロからの近代絵画入門』(以上、幻冬舎)、『ヘンタイ美術館』(共著・ダイヤモンド社)、『へんな西洋絵画』(講談社)など。